美人女子プロ・鶴岡果恋のスイング改造に上達のヒントあり!!|第8回
改造点5 フォロー 編
昨年プロテストに一発合格し、今季、ルーキーとしてステップアップツアーに参戦中の鶴岡果恋(つるおかかれん)。プロの世界に飛び込んだ彼女がいま取り組んでいるのが「3日間54ホール、あらゆる状況下で狂わないスイング」、言い換えれば「稼げるスイング」への改造。師匠・重田栄作とともに取り組む、スイング改造の中身を大公開!
フォローの「手首使い」を大幅に変更しました。
●第1回:改造点1 アドレス 前編
●第2回:改造点1 アドレス 後編
●第3回:改造点2 テークバック 前編
●第4回:改造点2 テークバック 後編
●第5回:改造点3 トップ 前編
●第6回:改造点3 トップ 後編
●第7回:改造点4 切り返し 編
●第8回:改造点5 フォロー 編
ジュニア時代からのクセで、手首を大きく返すことで球をつかまえて飛ばしていた。しかしこれではショットごとにバラつきが生じ、プロの舞台で戦うには距離感、方向性ともに不安があった。
ショットごとのバラつきをなくし、出球を安定させるために、手首の動きを抑えて振り抜く意識を持ったフォローにチェンジ。長いインパクトゾーンが生まれ、ショットの精度がアップした。
手首はあえて返さず、逆に固めたまま「左手の甲」を目標に向けて振り抜く意識に。インパクトに向かうクラブの角度やフェース向きの狂いを減らしつつ、長く低いインパクトを生み出すイメージだ。
ココがポイント
ヘッドを低く長く真っすぐ出していくイメージが◎!
手首の動きを抑えるには、フェースの向きを保ったまま、低く長く真っすぐにヘッドを出していくイメージが有効。最初はゆっくり、慣れてきたらスピーディに振って感覚をつかもう。
おすすめドリル
「インパクト打ち」ですくい打ちを徹底防止!
球を上げようとしてすくい打つと、手首の角度を保って振り抜くことはできない。インパクトの形を最初に作ってからバシンッと「打って終わり」の意識でインパクトを繰り返し、手首を固めて打つ動きを体に叩き込もう。
プロ2年目となる今年は、ステップ・アップ・ツアーにフル参戦する経験を積んだことで、試合には徐々に慣れてきました。ただその一方で、「勝つ」ためにはまだ技術不足な部分が多々あり、メンタル部分とともに来季はもっともっとレベルアップをしなればならないと痛感しました! 11月末から始まるQTでは上位で通過し、来季はレギュラーツアーに参戦して皆様に良いプレーをお見せできるように精一杯頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします♬
鶴岡果恋
■つるおか かれん
1999年8月20日生まれ。神奈川県出身。165cm、54kg。昨年のプロテストに見事一発合格した有望株で、長身から繰り出される飛距離が魅力。原英莉花とは同じ湘南学院高校出身で一学年後輩。来季のレギュラーツアー参戦が目標。
重田栄作
■しげた えいさく
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、2003年にプロテスト合格。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務めるかたわら、幅広くレッスン活動を展開中。
GOLF TODAY No.570 144~147ページより
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