90切りに成功する状況別 CaseStudy |CASE4.右がOBのホールのティショット成功法は!?

【攻略法のコツグリーンの真ん中よりも奥に届くくらいのクラブで打とう!

届くくらいのクラブで打とう!

ピンの近くに乗せようと思うとショートしやすい

打ち上げのショットではグリーンの面が視界に入らないし、ピンの根元も見えないと距離感を合わせるのがとても難しいです。ピンが全然見えないくらいなら通常はピンの位置が真ん中よりも奥となりますが、ともかくグリーンに向かって飛んでいく弾道を最後まで見届けることができません。

フェアウェイから打ち下ろしならグリーン面が見える。ピンポジションも明確でグリーン周りの状況などの情報がすぐにつかめる。打ち上げでもピンポジションは事前に把握していますし、GPSレーザー距離測定器で正確な距離も分かりますが、グリーン周りの状況も含めて見えないところに打つのはプロたちもどうしても不安がつきまといます。見えない部分はイメージの世界でしかないわけです。


打ち上げのショットはグリーンが10ヤード高ければ一番手、20ヤードなら二番手大きいクラブを持つのがベスト。「大きいかな」と思うくらいが好結果につながりやすい。

距離感を合わせることは考えないでグリーンの奥まで届くクラブを選択しよう

この場合はクラブ選択が一番のポイントとなります。平地と比べてボールが早く着地するのでグリーンに届きにくいことを考慮し、グリーンとの高低差に合わせて1〜2番手大きいクラブをチョイスします。ピンまで150ヤードで平坦なホールでは7番アイアンで打つとすれば、グリーンが10ヤードくらい高いなら6番アイアン、20ヤードでは5番アイアンといったところでしょうか。

グリーンの真上から落下するわけでなく、低い弾道で着地するため案外ボールが止まりにくい面もありますが、左足上がりのアップヒルのライから打つことが多いのでボールが上がりやすくキャリーが不足しやすいのが一番の判断材料です。距離感を出すのが難しいわけですから、プロたちは「このクラブなら確実に届く」と確信の持てるクラブをチョイスしています。

グリーンの手前側が深いバンカーなどの危険エリアなら、ピンの位置が真ん中でもピン奥まで打つくらいがベストな作戦だと思います。ピンの近くに乗せるよりも、グリーンに乗ればOKと割り切ることがリスク回避のマネジメントです。


清水重憲(しみず・しげのり)

1974年生まれ、大阪府出身。97年にプロキャディとなり、谷口徹、上田桃子、イ・ボミらの賞金王、賞金女王獲得に貢献するなど第一人者として活躍。プロキャディ最多の通算40勝を誇る。

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学

Season2 VOL.15 メンタル編へ

シリーズ一覧へ