90切りに成功する状況別 CaseStudy |Case 4 ピンが見えない打ち上げのグリーン、どう攻める!?

【思考法のコツ】目標が高くてもスイングを間違えないように自分を律する!

すくい打ちや力みなどを防ぐ心の準備が大事

ラウンドレッスンをしていてグリーンが打ち上げの場面では「クラブを何番手上げればいいですか?」とよく聞かれます。かなりの打ち上げなら二番手くらい上げる必要がありますが、私は次のようにアドバイスしています。

「手前のグリーンエッジまでが120ヤードとします。奥のエッジまでは150ヤード、そして真ん中のピンまでは135ヤード。奥までの距離でクラブ選択しても奥まで絶対に届かないから、奥のグリーンエッジまでの距離に合わせましょうね」という具合です。

ここまではコースマネジメントの話で、この先からはメンタル的にいかにミスを防ぐかが重要になります。目標が高い場所にあるけれどスイングを間違えるとミスしてしまうよ、と自分を律することです。大ダフリやトップ、チョロが出たりするのは「高く上げよう」とか「グリーンに届かせよう」などの心理が働くからです。ティショットはいい当たりだったのに2打目で大ミスしてしまうのは、メンタルのミスがスイングのミスを誘発するパターンがほとんどです。

グリーンが打ち上げでも、高い球を打たないとグリーンに届かないなんて思わないこと。すくい上げたり打つ瞬間に力が入ったりしないためにも、「大丈夫、大きなクラブを持っているのだから、普通のスイングをするだけでOKだよ。ちゃんとロフト角があるから十分な高さまで上がるよ」と自分に語りかけましょう。ボールを上げようとしないように自分に対して言葉がけをして、心の中の不安をほどいてあげるのです。

100を切るにはマネジメントの基本知識が必要ですが、90を切るためにはラウンド経験を通して自分のミスのパターンを記憶しておくことが大事です。打ち上げではこんなミスが出やすいと自分で知っておけば対策もしやすくなります。これが、ゴルフがうまい人のセルフマネジメント術なのです。


グリーンが高い場合はいろいろな思考が働いてスイングのミスを引き起こしやすい。ショット前に「大きめのクラブを持っているから安心だよ」と自分に言い聞かせることが大事だ。

北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学

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