「ヨネックスレディス」のマンデーは2打及ばず…
4人の枠を64人が争った「ヨネックスレディス」のマンデー予選で、大山は2アンダーの70で回ったものの、ボーダーラインの4アンダーには2打及びませんでした。
今後は2週後の「ニチレイレディス」でやはりマンデー予選に出場予定です。
49歳で平均飛距離245.5ヤードは24位に相当!
今シーズンの大山はレギュラーツアー3試合に出場して「アクサレディス」と「ブリヂストンレディス」で予選を通過。いずれも31位になっています。
近年は足の病気の影響で予選通過どころか出場そのものも思うようにできない状態になることもありましたが、「ブリヂストンレディス」終了後には「だいぶ自分の思うようなスイングができるようになってきました初日が今シーズンで一番良くて『戦えている』という感じになりました。」と明るい表情で話していました。
「最近の若い子は飛ばすけど、それを見ると私もトレーニングしなきゃ、って思うんです。常に気持ちを奮い立たせてくれる」と言うベテランの今シーズンのドライビングディスタンスは平均245.5ヤード。
規定ラウンド数に満たないためランキングには入っていませんが、レギュラーツアーで24位に相当する数字は、先月25日で49歳になったとは思えない堂々としたもの。
その飛ばしの秘密は「私、アドレナリンが出るんです。この年でも」と笑いながら教えてくれました。
2006年賞金女王 生涯獲得賞金9位 ツアー18勝 リオ五輪代表の輝かしい実績
プラチナ世代が生まれた2000年のプロテストに合格した大山はこれまでツアー通算469試合に出場して、18勝を挙げています。
2006年には5勝して賞金女王になり、生涯獲得賞金9億7597万4343円は歴代9位です。
2016年にはオリンピックで初めて実施された女子ゴルフの日本代表にもなりました。
こうした輝かしい実績に加えて、2016年の「フジサンケイレディス」で優勝した際には、優勝賞金1440万円を直前に発生した熊本地震の被災者支援のために全額寄付した人格者であれば、本戦にダイレクトで出られる「主催者推薦」を得られそうなものです。
まして「ヨネックスレディス」は2006、2015、2018年と3勝しており、これは不動裕理と並んで歴代最多の実績です。
それがなぜマンデーに出るのか?
その疑問に対して大山は「私は出られるかどうかが足の調子次第、というのがあるので、推薦をいただいておいて直前に『体調が悪くて出られません』というのは絶対にしたくないんです」と理由を説明します。
過去には主催者推薦をもらっておきながら出られなかったことが実際にありました。
「ニチレイレディス」も2007年大会に勝っている歴代優勝者。
だからこそ、推薦をもらって本戦に出られない、というようなことはしたくない。
出るならマンデーを通って、体調に問題ないことを証明したい。
そんな境遇にあえて自ら身を置くことも「強くなるステップだと思うので、そこから這い上がっていきたいなと思っています」と言います。
「私、気合いで生きているんで」
こうしたことを悲壮感漂わせることなく、笑顔で周りを明るい雰囲気にしながら話すのが大山の人となりです。
自分がプロゴルファーになった年。あるいはその後に生まれた選手たちを同じ土俵で戦うことを選ぶことも「私、気合いで行きているんで」とサラリと言います。
その気合いの象徴ともいえるガッツポーズを今後もたくさん見せてほしいものです。
(取材・文/森伊知郎)














