「TD」はツアードローという意味

キャロウェイのドライバーの中で、「♦♦♦(トリプルダイヤ)」の名前が付けられているモデルはツアーモデルとなっている。近年、プロもやさしいモデルを使うようになって来ているので、「プロモデル」と「一般モデル」の区分けが無くなる傾向ではあったけれど、ヘッド形状やフェースアングル、球のつかまりや弾道の操作性は、プロとアマチュアで求めるところの差が大きいということで、プロの好み、要望を反映したモデルとして♦♦♦が誕生した。

♦♦♦TDドライバーのヘッド体積は450㎤。洋ナシタイプのヘッド形状になっている。また、通常の「クアンタムシリーズドライバー」はカーボンクラウンなのに対して、♦♦♦TDはソールもクラウンもカーボンを使用している。

元々、♦♦♦はプロ用に開発&生産したものの一部を数量限定で発売したところからスタートしている。現在でも数量限定ではあるものの、市販用の生産数量も増えているようで、以前より入手しやすくなっている。

一般モデルとツアーモデルの両方が販売されている場合、ツアーモデルの人気や注目度は高い。「ツアーモデルの方がカッコイイ」「ツアーモデルを使いたい」という、ゴルファー心理は今も昔も変わらないということだろう。しかも、昔よりも最近のツアーモデルはやさしくなっていて、手強さのハードルがだいぶ下がっている。

♦♦♦TDはツアードローなので、♦♦♦シリーズの中でも球のつかまりが最もいいモデル。だから「もしかしたら使えるかも」と期待は膨らむ。とは言え、ヘッドの外観をコアモデルである「QUANTUM MAX」と比べるとやっぱりその差は大きい。

「♦♦♦TD(左)」と「QUANTUM MAX(右)」を比べると、「♦♦♦TD」の方が、ディープでヘッドの幅も長さもコンパクトになっていることがわかる。

また、ヘッドのサイズと形状は「♦♦♦」と「♦♦♦TD」での差はほとんど見受けられないが、「♦♦♦TD」は、ヘッド後方のウェィトが内蔵式となっている。

「♦♦♦」はヘッド後方に可変式ウェイトシステムが搭載されているのに対し、「♦♦♦TD」はシステム全体の重量をヘッド内部のヒール側に置くことで、ドローバイアスを強くしている。

打点のバラツキが少なければアマチュアでも十分使える!

さて、「♦♦♦TD」はどんな性格なのか? 高橋プロの試打評価を紹介しよう。

「♦♦♦シリーズなので、まずは、構えやすさは抜群です。球の打ち出しは高くはありませんが、プロモデルとしては適度にスピンがかかり、スピンで球が浮くのでヘッドスピードが42m/sくらいあれば、適正な高さが出て、十分なキャリーが得られます」

「♦♦♦TD」を試打した高橋プロ。今春に他の「クアンタムシリーズドライバー」を試打しているので、他のモデルとの違いも語ってもらった。

「また、クアンタムMAXやMAX-D、MAX-FASTよりは球のつかまりは控えめですが、TDという名前の通り『♦♦♦シリーズ』の中では最も球のつかまりがいいので、スライサーを除けばアマチュアゴルファーでも使えます」

「『♦♦♦シリーズ』を比較すると、『♦♦♦』は球の上がり過ぎとつかまり過ぎを嫌うアスリート向け、『♦♦♦MAX』はツアーモデルの操作性を持ちながらミスヒットに強いモデル、『♦♦♦TD』は、ドローヒッターが安定した弾道を得られるモデルという違いになります」

高橋プロが評価した「クアンタムシリーズドライバー」6モデルの性格の違いをチャートで比較。アマチュアゴルファーにはMAX、MAX-D、MAX-FASTのいずれかがオススメだが、「♦♦♦シリーズ」を使いたいというアマチュアには、「♦♦♦TD」か「♦♦♦MAX」がオススメだという。

テスター/高橋良明(たかはし・よしあき)

1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。