ツアーデビューは11歳だった25年前!
2001年7月27日。
「ゴルフ5レディス」で金田久美子は当時の史上最年少出場記録となる11歳347日でツアーデビューをしました。
翌年6月の「リゾートトラスト」では、やはり当時の最年少記録となる12歳298日での予選通過を果たします。
その後、記録はいずれも2位になりましたが、現在は規定が変更されて小学生が日本女子ツアーに出場することができなくなったため、記録が更新されることはありません。
アマチュアでは通算54試合に出場。
2009年の「ダイキンオーキッド」でプロデビューし、2011年の「フジサンケイレディス」と2022年の「樋口久子 三菱電機レディス」で通算2勝を挙げるなどの実績を重ねて、ついに通算出場試合数が500の大台に乗りました。
ちなみに2勝の間のブランク11年189日はツアー制施行後では最長の記録です。
「最年少出場」「最年少予選通過」「最長ブランク優勝」などの記録を樹立
節目となった「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、2年前の大会最終日のアテスト後に熱中症で救急搬送された苦い思い出があります。
そんな過去を乗り越えて、来月には37歳になる現在も活躍できるのはいい暑さ対策ができているはず、と思い本人に聞いてみました。
缶ビール1本の“晩酌”を始めた意外な理由とは
そのひとつが、缶ビール1本の晩酌でした。
近年は寝つきの悪いことに悩まされていたのが、昨年のファイナルQT開幕前日にはいよいよ眠れなくなり、泊まっていたホテルの売店に足を運びます。
そこで売っていたのは酎ハイと缶ビール。
もともとお酒はほとんど飲まず、酎ハイは好きではないので“消去法”でビールを購入しました。
「飲んだら味も美味しくて、スッと寝ることができたんです。QTの成績も悪くなかった(26位)し、それからはビールを飲んだら寝られる、というルーティンになっています」とのことです。
ラウンド前日についテンションが上がって飲みすぎてしまう人がいるかもしれませんが、そこは25年もツアーに出続けるプロゴルファーなので、飲むのは1本だけ。それ以上の深酒をすることは絶対にありません。
グルテンフリーをやめて、ストレスフリーの生活に
晩酌、と聞くと日本中に遠征するツアープロはお酒とともに各地の名物料理に舌鼓を打ちそうです。
ところが金田は「以前は遠征先ではホテルにこもっていました。試合で来ているのであって、仲のいい子と飲みに行ったりとか聞くと『何しに来てるの?』と思っていたんです」とストイックそのものの生活をしていました。
それが最近では「私も年だし、もっと楽にやってもいいのかな、と思うようになりました」と過ごし方に変化が。
といっても好き放題に飲み食いするというのではなく、あくまでもお世話になっている人などとの会食を入れることがある程度です。
昨年はグルテンフリーも試みたそうですが、遠征が続く生活でパスタやうどん、パンを食べられないとなると、プレーの合間の捕食や翌日の朝が早いのでサッと何か取りたい時が大変になってしまいます。
「それもやめて、ストレスなく生活しようと。今までのストイックさを少し省いて、マインド的に明るく、というのを心がけるようにしています」(金田)
大好きなサウナは封印。夏場の練習量は3割程度に抑える
元来は大のサウナ好きでしたが、一昨年の熱中症後は「行きたくて仕方ない」のをグッとこらえて封印しています。
連日最高気温が35度前後まで上がった「大東建託・いい部屋ネットレディス」では、練習量を普段の3割程度にまで減らしてコンディションを整えました。
今シーズンは開幕戦のダイキンオーキッド」で9位になったもののその後トップ10がなく、現在のポイントランキングは50位のシード圏内までもう一歩の59位。
4年ぶりのシード復活へ向けて「目の前の1打に集中して頑張っていきます」と意気込みを語りました。
10代の頃は「25歳でゴルフはやめるつもりだった」のが、ツアーに出続けて25年。
まだまだ元気なプレーを見せてくれそうです。
(取材・文/森伊知郎)














