桑木はメジャー3連勝狙うユ・ヘランとの最終組対決でショットが冴える
決勝ラウンドに入った3日目は最終組で2打差の2位からスタートの桑木が、首位でメジャー3連勝を狙うユ・ヘランと同組で回るという豪華なペアリングになりました。
そのラウンドは4、5番でボギーが先行したものの、7番パー5ではポットバンカーからの3打目を2メートルに寄せてバーディー。9番パーもティショットを3メートルにつけるバーディーで取り返します。
現地時間午後2時40分のスタートということで強風の中でもプレーも「横風が強い時はサイドスピンを入れないようにしています」というフィニッシュを抑えたティショットを多用してこの日フェアウェイを外したのは2回だけと冴えました。
また3日間通算でサンドセーブを失敗したのは3度のトライで一度だけ。
入ってしまったら出すことすら困難になることもあるポットバンカーと、全英では避けて通れない強い風に対応するティショットを打てているのは最終日に向けて心強いところ。
「まだ2位タイでいい位置なのでガンガンいきたいと思います」と言葉通りのプレーを残り18ホールで期待したいところです。
古江彩佳がメジャー2勝目へ1イーグル&4バーディーで55位→6位へ浮上!
3日目に圧巻のプレーを見せたのが古江彩佳でした。
カットラインぎりぎりの4オーバー、55位で予選を通過し、この日は最終組より5時間半早い3組目でスタートすると5番でバーディーが先行。7番パー5ではイーグルを奪うなど1イーグルと4バーディー。
最後の18番パー4は2打目がポットバンカーにつかまったもののしっかりパーセーブして、この日のベストスコアとなる65をマークしてラウンドを終えると最終日へ向けて「明日もステディなゴルフをして、しっかりアンダーをめざしたいです」と意気込みを語っていました。
勝みなみは圧巻の5連続バーディー 2位だった昨年の悔しさを晴らせるか
勝みなみも圧巻のプレーを見せました。
5番で5メートルを沈めてバーディーを奪うと、2日連続でイーグルを奪っている6番パー5はラフからグリーンサイドまで運んでバーディーとします。
7番パー5は3打目をピタリと寄せ、8番と9番は2~3メートルを沈めて5連続バーディーを奪います。
「ティショットのイメージはあまり良くなかった」と振り返るように、この日のフェアウェーキープは6回だったものの「セカンドショットやパットでバーディーが取れた」と振り返りました。
優勝した山下美夢有に2打差の2位だった昨年の悔しさを晴らすためには3日間で2イーグルと6バーディーを奪っている前半でどれだけ伸ばせるかがカギになりそうです。
今季のメジャー覇者がボギー、ダボを連発 リンクスの最終日は何があるかわからない
リーダーボードを見ると通算7アンダーのイエリミ・ノーが2位に3打差をつける独走態勢に思えてしまうかもしれません。
ですが、今シーズンのLPGAツアーのメジャー覇者はネリー・コルダ(シェブロン選手権&全米女子オープン)とユ・ヘラン(全米女子プロ&エビアン選手権)の2人だけ。
その両者の3日目のスコアを見ると、「全米女子プロ」と「エビアン選手権」に続き、出場3試合でメジャー3連勝の大偉業を狙うユは6ボギー。
コルダは3ボギーとふたつのダブルボギーを叩きました。
2026年に圧倒的な強さを誇っている2人ですらこれだけスコアを落とす可能性があるリンクスで桑木はバーデイーパットがカップを3/4周して入らない不運もあって2バーディーにとどまりましたが、古江は1イーグル、4バーディー。
勝は5連続を含む6バーディーを奪っており、差はあってもまだ何があるかはわかりません。
トップ10に入っている11人のうち、3日目をアンダーで回ったのは古江を含めた5人と半数以下になっていることからも事実上の大混戦となっていることがわかります。
その状況からも、最終日は昨年の山下美夢有。2019年の渋野日向子に続く快挙を期待したいものです。
(文/森伊知郎)














