ポイントランキング 日本勢最上位は山下美夢有 桑木は来シーズン「カテゴリー3」に
LPGAツアーの出場優先順位は、日本ツアー同様にシーズンのトータル獲得ポイントのランキングによって決まります。
選手たちが目指すのが20段階あるカテゴリーの最上位である「カテゴリー1」です。
ここに入ることができるのはシーズンのポイントランキング上位80位タイまで。
翌シーズンのトーナメントにほぼ出場できることができる、「シード権」といえるものです。
LPGAツアーのノンメンバーでメジャー優勝した桑木は2027年から5年間、この下の「カテゴリー3」に入ります。
過去には2021年にやはりノンメンバーで「全米女子オープン」で優勝した笹生優花がこの資格で参戦しました。
このポイントランキングで日本勢最上位となる4位にいるのが山下美夢有です。
昨年の「AIG全英女子オープン」覇者は今年も6月の「マイヤーLPGAクラシック」で優勝しました。
それぞれメジャー2勝でトップのネリー・コルダと2位のユ・ヘラン。
この2人以外には3人しかいない複数勝利を挙げているキム・ヒョージュに続くポジションにいるのは立派です。
とはいえ昨シーズン2位の実績があるだけに目指すのはもっと上のはず。
トップ10が8回はコルダ(10回)とユ(9回)に次ぐ安定度で、昨シーズンは10月のマレーシアでも勝っているだけに、今年もさらに勝利を重ねたいところです。
日本勢2番手、13位の岩井明愛は同期生桑木のメジャーVが発奮材料に!?
日本勢で山下に次ぐ13位にいるのが岩井明愛です。
桑木とは共に2021年にプロテスト合格。同期生のメジャー制覇の瞬間は、妹の千怜とともに真っ先に祝福に駆け寄っていました。
この快挙を目の前で見て発奮しないはずがありません。
さらに次戦はディフェンディングチャンピオンの「スタンダード・ポートランド・クラシック」となれば今シーズンの初勝利でランキングを上げることに期待がかかります。
33位の竹田麗央はコルダとの直接対決に「1打負けて悔しい」
「AIG全英女子オープン」で6位となり、47位から33位にランキングを上げたのが竹田麗央です。
最終日は世界ランキング1位のコルダと同組になる機会に恵まれ、スタートから揃って連続バーディーという競り合いを演じました。
最終的なスコアはコルダの68に対して69。
この結果にホールアウト後は「1打負けて悔しい」と語っていました。
最終ランキング4位だった昨シーズンは8回あったトップ10が、今シーズンは現段階でまだ4回。
一方で2度しかなかった予選落ちがすでに4回ありますが、コルダとの直接対決での悔しさを糧に今後は巻き返したいところです。
43位の原英莉花は「新人賞」レースでトップ走る
43位の原英莉花は「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(新人賞)レースでトップを走っています。
この部門は昨年が山下美夢有。一昨年は西郷真央が獲得しているだけに、日本勢の“3連覇”に期待がかかります。
賞金総額17億円の最終戦に出場できるのは上位60人 西郷真央51位 古江彩佳52位
「カテゴリー1」に入る80位以内ともに選手がクリアしたいのが、賞金総額1100万ドル(約17億2000万円)の超高額大会でもあるシーズン最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」に出場できる60位以内に入ることです。
現在は51位に西郷真央。52位に古江彩佳とメジャー制覇経験者がボーダーライン近くにいます。
全英予選落ちの渋野日向子は84位→86位とシード権から一歩後退
渋野日向子は「全米女子オープン」以降の2か月で今シーズンのポイントの9割超を稼ぎ、「カテゴリー1」目前の84位までランキングを上げていましたが、「AIG」予選落ちで86位に後退しました。
予選落ちで会場を後にしていたこともあって岡山の後輩、桑木のメジャー制覇に立ち会うことはできず。
不振にあえいだ昨シーズンは最終ランキング104位でQシリーズ(予選会)行きを余儀なくされましたが、この二の舞だけは回避し、来シーズンからLPGAメンバーとなる桑木を迎えたいところです。
81~100位は“準シード” 101位以下だと予選会挑戦へ
ポイントランキング81~100位は「カテゴリー11」へ。
これは下部エプソンツアーの上位10人の「カテゴリー9」より下位となり、いわば準シードとなります。
101~125位は「カテゴリー16」で出場試合数が大幅に減ることになるためQシリーズ(予選会)に出て25位以内となり、ひとつ上の「カテゴリー15」を目指すことになります。
104位の西村優菜。111位の馬場咲希は最低でも100位以内。できれば80位以内へのジャンプアップをめざして来週以降の試合に臨むことになります。 (文/森伊知郎)
「AIG全英女子オープン」終了時点のLPGAツアーポイントランキング
カテゴリー1(ポイントランキング1~80位)相当
後半~終盤戦へ向けて日本勢の“立ち位置”を再確認
| 順位 | 氏名 |
|---|---|
| 1 | ネリー・コルダ |
| 2 | ユ・ヘラン |
| 3 | キム・ヒョージュ |
| 4 | 山下美夢有 |
| 5 | ジーノ・ティティクル |
| 13 | 岩井明愛 |
| 18 | 岩井千怜 |
| 23 | 勝みなみ |
| 33 | 竹田麗央 |
| 36 | 畑岡奈紗 |
| 43 | 原英莉花 |
| 51 | 西郷真央 |
| 52 | 古江彩佳 |
カテゴリー3(5年以内のメジャー優勝者)
| 選手名 | シード期間 |
|---|---|
| 笹生優花 | 2025~2029年 |
| 桑木志帆 | 2027~2031年 |
カテゴリー11(81~100位)相当
| 順位 | 氏名 |
|---|---|
| 86 | 渋野日向子 |
| 90 | 吉田優利 |
カテゴリー16(101~125位&下部ツアー11~15位)相当
| 順位 | 氏名 |
|---|---|
| 104 | 西村優菜 |
| 111 | 馬場咲希 |














