ツアー参戦14年目、プロ入り12年目。長いキャリアのなかでなかなか届かなかった優勝の座を、最終日の猛チャージで一気につかみ取った。

そして、その快進撃を支えたクラブが、今シーズンから投入した「RS DUO(RS F)」ドライバーだった。

5打差14位タイから、まさかの大逆転!

最終日を首位と5打差の14位タイで迎えた辻。ここからがスゴかった。

なんと7バーディ・ノーボギーの「65」をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差をつけて見事な逆転優勝を果たした。

まさに“最終日に爆発”。

その原動力のひとつとなったのが、今年からバッグに入れた「RS DUO」だ。

実は辻は、クラブセッティングを頻繁に変更するタイプではない。

これまで長年愛用してきたのは、2020年モデルの「RS F PROTOTYPE ♧(ワンクローバー)」。

そんな辻が、オフシーズンに「RS DUO」をテストすると、その飛距離性能に驚き、クラブチェンジを即決したという。

ドローヒッターの辻が選んだのは「RS F」。

飛距離だけを追求するのではなく、ボールをコントロールしやすく、左へのミスを抑えやすいモデルを選択した。

しかも辻が評価したのは飛距離性能だけではない。

ヘッド形状、操作性、打感、そして打球音まで、クラブに対するこだわりが強い辻が「全項目で高い満足度」を示したというから、かなりのハマりっぷりだ。

「キャリー235ヤード必要なバンカーも楽に越えた!」

その飛距離性能は、今回の優勝でも大きな武器になった。辻本人も、

「最終日は自分でも驚くくらい飛距離が出ていて、キャリーで235ヤード必要なバンカーも楽に越えるほど飛びと安定感があり、大きなアドバンテージになりました」

とコメント。

ティーショットが重要なホールが多かった今大会で、「RS DUO」が飛距離と安定感の両面で大きなアドバンテージを生み出した。

そして、その先に待っていたのが、プロ入り12年目の悲願の初優勝だった。

アイアンも「PRGR 02 IRON」にチェンジ

今回の優勝では、ドライバーだけでなくアイアンも新しくなっている。

2023年モデルから2026年モデルの「PRGR 02 IRON」へチェンジ。

よりストレートになったネック形状によって、特にショートアイアンでの左へのミスを抑えられるようになり、さらに柔らかくなった打感も決め手になったという。

辻は「02 IRON」についても、ピンをしっかり狙っていけたことが、多くのバーディにつながったと振り返っている。

飛ばして、狙って、そして決める。

今回の初優勝は、そんな新しいクラブセッティングとの相性の良さを証明する勝利ともいえそうだ。

辻梨恵プロの優勝時クラブセッティング

●ドライバー/26年 RS DUO RS F(10度)(シャフト/オリジナルPROTOモデル)●3W/ RS FW (2020モデル)(シャフト/Diamana TB50S)●5W/ RS FW (2020モデル)(シャフト/Diamana TB50S)●3UT/ RS UT( 2020モデル)(シャフト/Tour AD GT Utility 65S)●5UT/RS UT( 2020モデル)(シャフト/Tour AD GT Utility 65S)●#6~#9、PW/PRGR 02 IRON(2026)(シャフト/N.S.PRO 850GH(R))●48度、52度、58度/ 0 TOUR WEDGE(2026)(シャフト/N.S.PRO 850GH(R))