63位スタートから一時は20位台に上昇も、最終ホールで痛恨の池ポチャ

裏街道でのプレーとなったこの日の渋野は2番までに3バーディーを奪って、一時は20位台まで順位を上げました。

それが4、6、7番のボギーを叩き、迎えた9番パー4でラフからの2打目を引っかけて左サイドの池に入れてボギー。

これでカットラインに1打届かず予選落ちとなりました。

9番ホールは軽い右ドッグレッグでこの日のピンポジションは右サイド。渋野の2打目は右の深いラフからだったので、かなり難易度は高い状況です。

結果的にはパーでよかったので、フェアウェイに刻んで3打目勝負でよかったのが、なぜフェアウェイウッドを手にしたのでしょう。

パーで良かった状況で、なぜFWで池ポチャに?

そこには、6番ホール以降の状況から「バーディーを取らないと予選通過できない」との判断があったと思われます。

6番パー3でボギーを叩いた渋野はこの時点の順位が39位でした。

開催コースは8番から9番ホールに行く途中にリーダーボードがあり、これは8番のグリーンに隣接する7番ホールのティーイングエリアからも目に入ります。

ティショット前に順位を把握した7番パー4も連続ボギーとしてしまい、8番をパーでホールアウトした時点で通算イーブンは50位タイまでのカットラインを下回る51位になりました。

9番ホールに向かう途中にこの順位を見ると「バーディーを取らないとダメ」と思い込んで、アングル的にも難しい右ラフからFWで強引に狙ったのでしょうか。

ホールアウト後の渋野は「また頑張ります」と短い言葉を発したのみだったので推測になってしまいますが、このホールをプレー中にカットラインは下がり、最終的に通算イーブンは49位となったので痛恨の池ポチャでのボギーでした。

たら、れば、ですが、フェアウェイにレイアップして寄せワンでパーセーブできれば予選通過でした。

アメリカLPGAツアーで4戦連続予選落ち中。

直近の日本ツアーとなる4月の「スタジオアリス」も予選落ちしてしまっており、こうした展開を読む力も鈍ってしまっていないかと気がかりです。

修正したい“自滅”傾向

その「スタジオアリス」では、57位から巻き返し狙った2日目の前半にティショットのOBなどでダブルボギーが2つ。

今週の大会は2019年に優勝。同様に過去に優勝(2021年)した試合での予選落ちは、去年の「スタンレー」でもあり、この時は2日目最後の18番パー5の3打目をバンカーに入れてボギーでした

カットライン付近でプレーする心理状態も影響しているのかもしれませんが、自滅のような形でスコアを落とす傾向は修正したいものです。

来週からはLPGAツアーに戻って「ウォルマート・アーカンソー選手権」と「ロッテ選手権」の連戦となります。

LPGAツアーのポイントランキングはシード権(カテゴリー1)の80位以内までもう少しの92位。落ち着いたプレーで順位を上げたいところです。

(文/森伊知郎)