終盤戦出場へのボーダーラインは27~30位
シード権を持たない選手の各大会への優先出場順位はシーズン中に2回、その時点での獲得ポイントによって入れ替わります。
このシステムがリランキングで、今シーズンの1回目は6月の「ニチレイレディス」で、2回目の節目が今週の「ミヤギテレビ杯」なのです。
「日本女子オープン」「TOTOジャパンクラシック」と最終戦の「リコー杯」は出場資格が異なるので、対象となるのは再来週の「スタンレーレディスホンダ」以降の6試合。
過去3シーズンの実績を見ると、出場できた選手のリランキングが最も下がったのは昨年の「スタンレー」で43位。
一方で昨年の「大王製紙エリエール」と一昨年の「伊藤園レディス」は27位の選手までしか出ることができませんでした。
そのため終盤の6試合にコンスタントに出場するためには、今週終了時点で27~30位に入ることが目安となります。
第1回リランキングから蛭田みな美、神谷桃歌、吉本ここねが躍進!
第1回リランキングから大きく順位を挙げたのが蛭田みな美(43→7位)、神谷桃歌(45→11位)、吉本ここね(51→16位)の面々です。
3人とも「ニチレイ」以降に200ポイント超を稼いでおり、終盤戦はシード獲得をめざしてプレーすることになりそうです。
一方で一ノ瀬優希(19→31位)、平塚新夢(27→34位)、森田遥(30→39位)といった選手たちが“圏外”になりました。
「ミヤギテレビ杯」での他の選手の成績によってはさらに順位を下げることにもなりかねないので、最低でも予選を通過してポイントを上積みしたいところです。
ボーダーライン付近にはささきしょうこ(28位)や横峯さくら(35位)といったツアー優勝経験者もいます。
「ミヤギテレビ杯」は直近2大会が初優勝 その前は3年連続で後のLPGAツアー勢
「ミヤギテレビ杯」といえば2003年に当時東北高校3年生だった宮里藍さんがツアー初優勝を挙げて、その後プロ転向。現在の女子ゴルフ人気のきっかけともなった大会です。
直近の2大会は昨年の菅楓華。一昨年の安田祐香と初優勝が続いています。
2019年には柏原明日架も初優勝を飾りました。
一方で2021年からの3年は西村優菜、山下美夢有、岩井明愛と後にアメリカLPGAツアーを主戦場にする実力者たちが優勝しています。
山下が優勝した2022年は2年連続女王の1年目で、2位には竹田麗央が入っています。
4年連続で「ホステスプロ」が優勝 今年もダンロップ勢が強い?
さらにボール契約の岩井明愛(クラブはヨネックス)を含めると、直近の4年は全て住友ゴム工業(ダンロップ)と契約する「ホステスプロ」が優勝しています。
その前も畑岡奈紗(2017年)、森田理香子(2012年)、横峯さくら(2005年)もホステス大会で勝利を挙げています。
藍さんもアマチュアでの優勝時はダンロップ製品を使っていました。
大会名に「ダンロップ」が入っているぐらいなので、人一倍気合も入るのでしょう。
リランキング対象選手でダンロップ製品を使っている選手には神谷桃歌、吉本、尾関彩美悠(21位)、吉﨑マーナ(24位)といった名前があります。
昨年の菅もリランキング対象選手としての優勝だったので、それに続くホステスVはあるのでしょうか。
ポイントランキング上位10人も全員出場して熱い戦い必至!
翌週には「日本女子オープン」が控えていることもあり、ポイントランキング首位の桑木志帆や2位で前週優勝の佐久間朱莉などトップ10の全員がエントリーしています。
実力者が勢ぞろいする中でリランキングの生き残りをかけた選手たちがどのような戦いをするかに注目です。
(文/森伊知郎)














