シャフトは重くしたほうが改善する?

そして、一方通行といえば、シャフト重量もそうですね。

年を取ったから、力がなくなったから、とシャフトを軽くする人が多いでしょう。

ところが、軽くしすぎてしまって、振りにくくなってしまい本来の調子が良くならないのに、さらに軽くしていく、という方をたくさん見かけます。

実は、軽くしたことで調子を崩しているのであれば、そこはいったん立ち戻って、シャフトは重くする方が良い場合が多いです。

とくに当方のフィッティングにお越しになられる方は、そういったケースが多く、かつてDGを振っていたんだが、年齢とともに振れなくなった感じがして、軽量のカーボン、例えば90gくらいにして、調子を崩してしまい、さらに、軽くして、例えば、70gくらいのさらにカーボンシャフトにしていく、という感じです。

そして、当方のフィッティングに来られて、120gや130gくらいのスチールシャフトを渡していくと、振りやすい、となり、戻していただくことも多いです。

もちろん、その際に長さの工夫(やや短めの設定)をしたり、前の重く感じていた時よりは軽く感じやすくすることはしますが、総重量自体をがくんと落とすことはあまりやりません。

これは、シャフトの硬さでもそういうことが言えます。

上記同様、年齢とともに力がなくなってきたので、柔らかいシャフトにしていく、というものです。

それによって、たとえば、調子が落ちてしまった際に、もっと柔らかくしなければ? と考える方が多く、SだったものをSR、SRだったものをRと変えていって、より調子を崩してしまうと言う方をたくさん見てきました。

なので、一旦はそこで立ち止まっていただき、逆にSX、Xなど硬い方も試してみることをオススメいたします。

ということで、例を挙げてみると

ドライバー

通常のヘッド重量がスリーブ込み200g前後だとして、

200⇒201⇒202と試すだけではなく

180⇒185⇒190⇒195

など、軽い方からも試すことで、より選択肢が広がり、自身の最適な重量がわかりやすくなります。

アイアン

アイアンはなかなかヘッド重量が変えられるモデルは少ないですから、長さを調整しましょう。最初は短く持つということですね!

通常の長さが7番で37インチが多いですから、35インチくらいで持ったらどうなる?ということから始めてみてください。

もっと短くてもダメではありません。

ウェッジ

これもアイアン同様に長さを工夫してみましょう。

サンドウェッジが35インチであれば、33インチくらいから試してみてください。

パター

これは上述したように、最下限はサンドウェッジの重量です。

お持ちのサンドウェッジを測ってみましょう。460gであれば、パターは465gもあれば十分に重く感じます。

そのように、試していただけると嬉しいです。

シャフトの重さ

アイアンのシャフトで90gくらいで悩んでいらっしゃるのであれば、70g~130gまでの幅の中で、お試しください。

ドライバーでも、50gくらいで悩んでいるのであれば、60その上の70gも是非視野に入れて40~70g(80g)で試していくのが良いでしょう。

これまで「重くしたことで調子が戻る」という方をたくさん見てきています。

シャフトの硬さ

こちらも同様に、SRシャフトで調子が悪い、というのであれば、Rだけではなく、S、X(TX)も試してみましょう。

このように、重くする方向のみではなく、軽くする方向も、また、長さも長くするより短くする方向も、硬さも柔らかくするだけではなく硬いものも、是非試してみてください。

その際に、極端にやってみることをオススメします。

その方が、違いが分かりやすいですよ! ご参考になれば幸いです。

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。