金子 :この連載の記事「飛距離が落ちてきたら、いつ軽くする? 50、60歳ゴルファーが直面するアイアンのシャフト問題」が好評だそうです。

T島 :やっぱり50、60歳ゴルファーが悩んでいるということだと思う。ということで、今回は50、60歳ゴルファーが飛距離ダウンに直面した時のフェアウェイウッド、ユーティリティの選び方について語ってみましょう。

金子: T島さんもそう言えば、最近フェアウェイウッド買いまくっていましたよね?

T島: そうですね。そうなんですけど、ある達人が言っていた言葉を皆さんに送りたい。気に入ったフェアウェイウッドは一生使え!どんなにダサいメーカーでもモデルでも使い続けろ!

金子 :やたらめったら替えるな!ということでよろしいでしょうか? この名言で大切なのは、“気に入っている“ということがポイントですよね?

T島 :流石フィッター金子。そこがとにかく大切なのです。アイアンを軽くした時に、「アレ?FW、UT軽くしないとダメかな?」と思ったのです。でもこの言葉を思い出しました。だから気に入ってるFW、UTは手放さないで、新しいものを試してみたのです。

金子 :資料によりますと、FWはピン「G440MAX」、タイトリスト「GT2」、テーラーメイドは「Qi10」、「Qi35」、「Qi4D」となっております。UTはピン「G440」ハイブリッドだけですね。

T島: ハハハ。散財しましたわ。でも結局軽量化しなかった。あと“お気に入りのFW、UT”とそんなに変わらかったというオチ。最新モデルになったのと、可変スリーブになったのでシャフトテストしやすい。圧倒的な差はありません。

新しいUTはピン「G440 HYBRID」。

金子 :やたらめったら替えるな! は正解ということですね。シャフトの重さも替えていないのですか?

T島: はい。結局慣れた重さが大切。飛距離が落ちてきたから、飛ばしたいというよりも、飛距離が落ちてきたからこそ、長い番手を使う機会が増えて、正確性と再現性が更に求められるようになった。7Wとか敢えて飛ばなくていいと思います。

金子 :グリーンを狙う番手になっているから、軽くしたりせず安定性と少しの操作性が欲しいということでよろしいでしょうか?

T島 :5番アイアンも練習しているから打てるようになってきたけど、やっぱり高さが出せない。50、60歳ゴルファーが飛距離ダウンに直面した時、まず見直したほうがいいのは、気に入っているFW、UTはそのままでよし!シャフトの重さも短い番手のが軽くならなければOK。そこは気にしなくていい。買い替えようなんて思わないことです。

金子:結局結論は、FW、UTを探す旅は必要無かった散財を悔いているT島さんでした。

T島 :ニューモデルは気持ちが良い。買い替えるよりは5番アイアンの代わりに27度前後のUTをプラスする。場合によっては6番の代わりに30度前後のUTを入れるとか。20度、23度前後のUTの代わりに7Wやら9Wやら入れる方というセッティングが良いかと。

金子: 軽くして飛距離を補うというよりも、グリーンを狙うことを想定した選び方に注力したほうが良いということですね。

T島 :3Wは要らない。3HLや4Wも微妙。5W、7Wで良いじゃん。コースによっては9Wもあり。球が強いけどロフトの立っているUTは要らない。

金子 :飛距離が落ちる=補う ではない。長い番手でもしっかり止められる。ポジショニングできるもセッティングにしていこう。ということでよろしいでしょうか?

T島 :相手がコースなので、やっぱり3HLが欲しいというのはアリですよ。ホームコースや良く行くコースに200y超えるPAR3がある!というなら、5Wじゃなくて3HLでも良いでしょう。

金子: ホームコースをお持ちのお客様、205ヤードのPAR3を乗せたい!など具体的なご相談させていただくことがありますね。

T島: 非常に大切な要素です。ただホームコース以外もプレーする。なのでフレキシブルな対応できるセットであったほうが良いですね。究極の14本でなくて、控えのメンバーがいて、対戦相手や状況に応じてスタメンが代えられるというのが現実的。

コースによってほかの番手も選べるように、控えのメンバーもあるといい。

金子: 同じ番手を今まで通り飛ぶようにすると言うには限界があります。ちょい飛び系アイアンは、ロフト角が立っているが、低重心化によって打ち出し角を上げています。飛んで高さも出る。同じ番手でも少し飛ばせる原理です。ただスピン量は減ります。その補正ですが長い番手になればなるほど、補正は難しくなる。

T島 :そうだね。アイアンの伸びしろが無いんですよ。だからアイアンじゃなくて、UTやFWで補います。ただシャフトを軽量化してもそんな飛距離変わりません。なのでなんとか出来そうな番手を入れる。結局アイアンで狙っていた距離をUTやFWを狙うってことを思い知るということです。

金子 :そもそもクラブごとの目的をより明確にするということですよね?

T島 :自分と言うスペックが落ちたことで、クラブの役割を再構築するということです。

金子: T島さんは、自分の落ちたスペックを再びとり戻したので、再構築しようとしたけど、より現実的な事に気がついてしまったと・・・・

T島: 結局、クラブは全てターゲットを狙う為の道具ということです。よりどう狙うか?を具体化すると答えは見えてきます。でも同じ流れで7Wや9Wを追加するというのは意外と難しいのですよ。

金子 :フィッティングスタジオの出番ですよね。吊るしでは難しいでしょ?

T島 :そうなのよ。この流れで作って!ってオーダーだけで出来ちゃうからありがたいね。

金子 :ご相談お待ちしています。

T島氏のプロフィール
ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。

取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷

住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内

営業時間:11:00〜19:00

定休日:毎週月曜日

TEL:03-6413-9272

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