男子ツアープロのゴルフスイング連続写真|今平周吾 編
2018年の日本男子ツアーを湧かせたプロゴルファーのスイングを、自身もツアーで戦う田島創志に解説してもらった。活躍できる理由は、スイングにハッキリと表れていた!今回は、今平周吾プロのスイングを連続写真とともに紹介する。
今平周吾(フリー)
1992年10月2日生まれ。埼玉県出身。2018年は年間1勝にも関わらず、初の賞金王を戴冠。また、プライベートでは2017年の「関西オープン」優勝時にキャディを務めた若松菜々恵さんと婚約。今オフに結婚する。ツアー通算2勝。
解説:田島創志(ニドムクラシックC)
1976年9月25日生まれ。群馬県出身。2000年にプロへ転向。 初優勝は2003年の「久光製薬 KBCオーガスタ」。2014年にはチャレンジ開幕戦「Novil Cup」で逆転優勝。ツアーに挑戦するかたわら、解説やレッスン活動等でも活躍中。
今平周吾プロのスイング連続写真とポイント解説
ポイント1
体重移動は行われているが、股関節の位置が、アドレスから切り返しまでほとんど変わらない。軸が一切ブレていない証拠。
ポイント2
ダウンスイングからフォローまでの腕のローテーションの度合いをコントロールすることで、ドローとフェードを打ち分けている。
ポイント3
クラブがタテ方向、左肩よりも高い位置に振り抜かれているので、この正面からの写真(8カット目)はドローを打った際のスイングということがわかる。
ポイント1
アドレスからフォローまでの、前傾角と腰の高さに注目。一切、変わっていないことがよくわかる。軸と下半身が強くなくては、こうはいかない。
ポイント2
ヘッドが左肩より下から抜けてきていることから、この後方からの写真(8カット目)はフェードを打ちにいっているということがわかる。
強化された軸と下半身によって、体の回転が安定化かつ高速化した
スイング軸に対して、体が素直に入れ替わっている点に注目。軸と下半身が強化されたことで、体が大きく左右に揺れたりせずに体が入れ替われるので、ボールが曲がる要素がない。
また、体の入れ替わり、回転といった方がわかりやすいでしょうか。回転と腕のローテーションのバランスがとてもよく、このローテーションの度合いをコントロールすることでドローとフェードを打ち分けていることが見て取れます。
2018年、高いレベルを保って戦えたのは、この安定感抜群のスイングあってこそです。
GOLF TODAY本誌 No.560 176〜177ページより
【男子ツアープロのゴルフスイング連続写真】
今平周吾 編
稲森佑貴 編
市原弘大 編
石川遼 編
谷口徹 編
池田勇太 編
額賀辰徳 編
秋吉翔太 編
時松隆光 編
川村昌弘 編
岩田寛 編
出水田大二郎 編
堀川未来夢 編
重永亜斗夢 編
星野陸也 編
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プラヤド・マークセン 編