男子ツアープロのゴルフスイング連続写真|稲森佑貴 編
2018年の日本男子ツアーを湧かせたプロゴルファーのスイングを、自身もツアーで戦う田島創志に解説してもらった。活躍できる理由は、スイングにハッキリと表れていた!今回は、稲森佑貴プロのスイングを連続写真とともに紹介する。
稲森佑貴(五洋ホールディングス)
1994年10月2日生まれ。鹿児島県出身。高校2年時の2011年にプロテストを受験し、一発合格。ショットの正確性を武器に実績を積み重ね、ついに2018年の国内メジャー「日本オープン」でツアー初優勝を勝ち獲った。
解説:田島創志(ニドムクラシックC)
1976年9月25日生まれ。群馬県出身。2000年にプロへ転向。 初優勝は2003年の「久光製薬 KBCオーガスタ」。2014年にはチャレンジ開幕戦「Novil Cup」で逆転優勝。ツアーに挑戦するかたわら、解説やレッスン活動等でも活躍中。
稲森佑貴プロのスイング連続写真とポイント解説
ポイント1
リストコックと腕のローテーションが始まるタイミングは早め。だが、体の捻転と同調しているため、グリップが体の前からは外れない。
ポイント2
2コマ前のバックスイングと瓜二つの形のダウンスイング。ここからも、驚くほど再現性の高いスイングだということがわかる。(写真:4〜6カット)
ポイント3
アドレスからフォローまで、体と腕、そしてクラブの位置関係がほとんど変わらない。体を主体にしたスイングの見本のような美しさ。
ポイント1
アドレスからトップまで、体と腕、グリップの位置関係がほとんど変わらない。捻転とリストコック、ローテーションの量がバランスよく同調している。
ポイント2
ゆっくりめのバックスイングとは打って変わって、切り返しからは加速感が増す。捻転によって溜まった力を一気に解放している。
ポイント3
フォローでは、左足がピンと伸びて、右足の蹴りも感じられる。下半身の力が、しっかりと使われていることがわかる。
両肩と手元で作られた三角形が保持された、パッティングの延長のようなスイング
パッティングの延長で打っているようなスイング。両肩とグリップで形成された三角形が、ずっとキープされています。腕を伸ばして体を回転させているだけなので、このシンプルさはすごい。
プロはスイング中、手が体の前にある感覚をつかむために練習しています。その理想のスイングができている、と言えば、どれだけすごいかわかるでしょう。
もし、稲森選手と同じスイングを身長190㎝の選手ができたとしたら、飛ぶし曲がらない。
GOLF TODAY本誌 No.560 178〜179ページより
【男子ツアープロのゴルフスイング連続写真】
●今平周吾 編
●稲森佑貴 編
●市原弘大 編
●石川遼 編
●谷口徹 編
●池田勇太 編
●額賀辰徳 編
●秋吉翔太 編
●時松隆光 編
●川村昌弘 編
●岩田寛 編
●出水田大二郎 編
●堀川未来夢 編
●重永亜斗夢 編
●星野陸也 編
●チェ・ホソン 編
●ハンジュンゴン 編
●プラヤド・マークセン 編