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番手選びやマネジメントで悩んだら「一度はトライ」それが、プレー中の迷いを消す特効薬となる

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.4

2023/03/03 ゴルフサプリ編集部

アイアン

たいていは90台のスコアで回れるけれど、調子が悪いとすぐに100を叩いてしまう。そんなゴルファーたちは「いつも80台で回れるような安定したプレーがしたい!」と心底願っているはず。

そこで飛距離アップのコツと、スコアアップに直結するメンタル学を学ぼう。

Q.「番手選びで迷い、失敗してガッカリの連続です」

やらないままでは先に進まない

クラブの番手

やってみたいことは一度やってみるほうが絶対にいい。気持ちの整理ができ、結果として迷いが減ってきてスコアづくりも上手くなる。

クラブの番手選びや攻略法で迷ってしまうことはよくありますね。良かれと思ったほうを選択して失敗したら誰でもガッカリします。

でも失敗したことに対して、いつまでもクヨクヨするのはやめましょう。大事なのは失敗の経験を「成仏」させることです。自分はこの方法を選択した。ダメだったらガッカリはしますが、もうその選択肢はなくなります。つまり気持ちの上で整理しやすいのです。

ところが多くのゴルファーは、本当はできるかもしれないけど不安や恐怖心からやらず仕舞いで、悶々としながらプレーしています。グリーンまで200ヤードの池越えの場面で、3番ウッドで狙いたいけれどいつも手前に刻んでばかりではストレスも溜まりますし、自分の本当の技量が把握できないままです。

たとえば会社までの途中の道に新しい店がオープンしたとします。この店に行ってみない限り、いつまでもずっと気になるでしょう。一度入れば、「あっ、こういう店なんだな」と分かります。自分の感想の良し悪しは別にして、気になっていることをそのままにしておかないことが、ゴルフではとても大事なのです。

大半のゴルファーは経験値が少ないのに、選択肢は多いという状態です。気になっていることの答えを得て終了させればいいのですが、終了しないままのことが頭の中に沢山残っていて、それが迷いを生むのです。

やりたいことは一度やってみるべきだと思います。うまくいけば自分のできることに変わりますし、失敗は成仏です。それを繰り返すうちに、自分のできることとできないことがはっきりと色分けされてきて、クラブ選びや攻略法の迷いがなくなります。

A.「トライしたいことを実行し、失敗を“成仏”させましょう」

スイングテクニック編 VOL.4はこちら

北野正之

北野正之
(きたの・まさゆき)

1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。
松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。

イラスト/北村公司

GOLF TODAY本誌 No.564 94〜95ページより


スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編

 VOL.3(前回)を読む VOL.5(次回)を読む

<メンタル理論編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.10
●Vol.11:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.11

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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1