今すぐ鏡でチェック!クラブは右肩と右ヒジの間から斜めに下ろすのが正解
スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
自分では正しい動きができていると思い込んでいたのが、ちょっとした勘違いからエラーを引き起こしてしまっているのはよくあること。今回は1軸のダウンスイングの軌道を学習し、ミート率アップを目指そう。飛んで曲がらないショットが打てる回数が増える。
GOLF TODAY本誌 No.564 94〜95ページより
1軸のインサイドダウンで飛距離が大幅アップ
クラブを立てる角度を覚えよう
ダウンスイングではクラブをインサイドから振り下ろします。飛球線の内側から下ろすのですが、「インサイド」と聞くと多くのアマチュアゴルファーはシャフトを寝かせてしまいがちです。クラブヘッドが極端に低い角度から下りてくると、インパクトでフェースが大きく開き、ボールは右に飛んでしまいます。
こうした悪癖を断ち切るには、シャフトを立てるイメージでダウンスイングするのがいいでしょう。垂直に立てて下ろすのではなく、飛球線の後方から見たときにクラブが右肩と右ヒジの間を通過するように、斜めの角度から下りてくるのが正しい動きです。
そのためにはバックスイングで右の肩甲骨を稼働させて右の胸を開くことです。右胸がきれいに開いたトップをつくれば、トップの位置から右ヒジをストンと落とすイメージでダウンスイングしやすく、クラブを適正の角度で振り下ろせるようになります。
鏡などを利用し、トップで胸が閉じないで開いているか、クラブが適正の角度から下りているか、などをチェックしてみましょう。
1軸のトップは、右の胸を大きく開くイメージ
グリップエンドがボールよりもやや手前を指すくらいに、斜めの角度から振り下ろすのがベストだ。
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インサイドから下ろそうとしてクラブが寝てしまうとミスを招く。
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トップで右胸が開かないとクラブがアウトサイドから下りてしまう。
【POINT】
1.トップで胸を開く
2.シャフトを立てる
3.目安は肩とヒジの間
95⇒85の『10の鉄則』|シャフトを立てれば バンカーもカンタン
シャフトを立てて振り下ろせば一発で出せる。
バンカーが苦手な人は大抵すくい打ちになっています。ダウンスイングでクラブが寝てしまうため、ボールの手前の砂をしっかり叩けないのです。脱出成功率を上げるには、シャフトを立てて振り下ろすこと。両ヒザを少し深く折り、ボールからやや離れてハンドダウンに構えるとスイングがタテ型の軌道となり、クラブを立てやすくなります。
小暮博則
(こぐれ・ひろのり)
1971年11月27日生まれ。
明大ゴルフ部を経て2004年プロ入会。
ドライビングレンジ日比谷等にて「左重心スイング」レッスン、企業ゴルフコーチとして定評がある。
協力/久邇カントリークラブ
<スイングテクニック編>
●Vol.1:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.1
●Vol.2:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.2
●Vol.3:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.3
●Vol.4:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.4
●Vol.5:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.5
●Vol.6:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.6
●Vol.7:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.7
●Vol.8:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.8
●Vol.9:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.9
●Vol.10:スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|スイングテクニック編 VOL.10
【関連】
・スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル理論編 VOL.1