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【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい？誰に合う？ ①

【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい？誰に合う？ ①

2020モデルドライバーのトレンド

2020/05/14　ゴルフサプリ編集部

花粉は気になるけれど、気温も上昇し快適にゴルフを楽しめる時期が到来。クラブメーカー各社からのNEWモデルも出揃った。NEWドライバーに替えて今年こそベストスコアを更新したいところだ。そこで、計測と試打で各社の2020主力ドライバー35機種の特性を分析した。

●【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい？誰に合う？
①：2020モデルドライバーのトレンド
②：2020モデルドライバーを評価
③：2020モデルドライバーカタログ（1/3）
④：2020モデルドライバーカタログ（2/3）
⑤：2020モデルドライバーカタログ（3/3）

解説
ドクター・スギ（杉山公平）
大手クラブメーカーで27年間クラブ開発に携わる。現在では大手ゴルフ量販、二木ゴルフで取り扱うクラブすべてを分析し、各店の店員にクラブフィッティングを指導している、クラブ分析&フィッティングのプロ。

ドクター・スギが35機種のドライバーの重心角とネック軸周り慣性モーメントを計測。球のつかまりやすさとヘッドの直進性で、5つのタイプに分類してそれぞれのモデルの特性を紹介します。
2020主要ドライバー35機種を、プロ1名に加え、読者の皆様に代わり編集部員4人が試打。飛距離、弾道高さ、球のつかまり、ミスの強さ、スピン量、打感を評価。さらに、プロはそれぞれのドライバーがどんな人に合うのかも解説します。

2020モデルドライバーのトレンドは

ドライバー全体の流れは“オートマチック”に向かっているが計測と試打で分析すると、モデルごとに異なる性格を持っていた。

・ミスヒットに強い (大慣性モーメント)
・球がつかまる (重心角の拡大)
・ヘッドスピードが上がる (空力デザイン)
・新複合構造 (やさしさと低スピン設計)

見た目の差は少ないけれど、計測すると超オートマからマニュアルまで

2020モデル最新ドライバーのキーワードは“オートマチック”です。ヘッドの慣性モーメントを高め、ミスヒットに強くする。低重心で高打ち出し＆低スピンを狙い、反発エリアを広くする設計でボール初速を高める。重心角の拡大で球のつかまりを作り出す。そんなヘッド設計でロボットが打ったら“真っすぐ”“遠くへ”飛ばせるクラブが続々と登場しています。

しかし、実際に球を打つのは人間ですから、スイングは十人十色です。そこで多くのメーカーが同一シリーズで2～3モデルを用意して、スイングタイプの違いに対応しています。複数モデルを用意することで、球のつかまりを変えているメーカーもありますし、ヘッドの直進性を変えているメーカーもあります。そこで、クラブを計測してヘッドの直進性と球のつかまりに基づき5つのタイプに分類して紹介します。自分に合ったタイプの中から選べば、あなたにピッタリのドライバーは簡単に見つかります。

2020モデルドライバー分類チャート

右曲がりならチャートの右側左曲がりならチャートの左側

ネック軸周り慣性モーメントと重心角の組み合わせで上のチャートのように、5つのタイプに分けられます。ネック軸周り慣性モーメントが大きいものほど、スイング中のフェースローテーションが少ない人にマッチし、重心角が大きいほど球のつかまりがよくなるというのが基本ですが、チャートの右側のクラブは持ち球がフェード～スライスの人に、左側のクラブは持ち球がドロー～フックの人にマッチすると思って見ると分かりやすくなります。

自分の持ち球で右か左を絞り込んだ上で、自分でヘッドをターンさせて球をつかまえるように振っているなら、チャートの下のタイプを、あまりヘッドを“返す”ことを意識せずに振っている人は、チャートの上の方のタイプがマッチします。

撮影協力／サザンヤードCC（茨城県）

GOLF TODAY本誌 No.575 89〜93ページより

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次回：2020モデルドライバーを評価

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