【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい? 誰に合う?⑤
2020モデルドライバーカタログ(3/3)
計測に続き、プロと編集部員が35機種全部打ちまくった。球の上がりやすさやスピン量、打感など計測データを試打で補完。それぞれの打ち味は?
●【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい? 誰に合う?
①:2020モデルドライバーのトレンド
②:2020モデルドライバーを評価
③:2020モデルドライバーカタログ(1/3)
④:2020モデルドライバーカタログ(2/3)
⑤:2020モデルドライバーカタログ(3/3)
つかまり控えめタイプ|フッカーやハードヒッターがつかまり過ぎを恐れずに安心して振り切れる。
[特徴]スピンのかかり過ぎを抑えると同時に球のつかまり過ぎも避ける重心設計
ハードヒッターやフッカー向けに球のつかまり過ぎを避けると同時に、球の吹き上がりも抑える重心設計をしているものが多い。重心深度を浅くすることで、低スピンと小さめの重心角を同時に達成している。
このタイプには、空気抵抗を軽減して、ヘッドスピードを高めようとする形状を採用するモデルも多い。
カーボン複合構造採用のモデルが多い。中でもホンマ「TWTR20」は、ボディ全体をカーボンとした新構造を搭載。今後、様々な新複合構造の登場が予想される。
マーベリック スタンダード|キャロウェイゴルフ
AIフェースの反発性能に、空力特性もプラス
こんな人にオススメ 超スライサー以外なら誰でも使えるモデル
試打Impression | 高橋プロ評価
ヘッドのすわりがよくアップライトでやさしそうな印象です。球が上がりやすく、ミスヒットにも強いので見た目通りのやさしさです。
SPEC●ヘッド体積/460㎤ ●ロフト/9、10.5、12°●ヘッド素材/フェース:FS2チタン、本体:811チタン●価格/7万7000円+税~
タイトリスト TS3|アクシネット ジャパン
ヘッド&ボールスピードを高めるテクノロジーを搭載
こんな人にオススメ 球のつかまり過ぎや上がり過ぎを避けたいハードヒッター
試打Impression | 高橋プロ評価
タイトリストのイメージ通りのアスリート向けモデルです。ハードヒッターがつかまり過ぎや、球の吹き上がりを気にせずに安心して振れるモデルです。
SPEC●ヘッド体積/460㎤●ロフト/9.5、10.5°●ヘッド素材/チタン●価格/7万2000円+税~
SIM|テーラーメイド ゴルフ
ハイテクでクラブを進化させるテーラーの最新作
こんな人にオススメ ヘッドスピードが40m/s以上で、しっかり振り切って飛ばしたい人
試打Impression | 高橋プロ評価
高弾道・低スピンで飛距離が出ます。球のつかまりは少し控えめなことと、ヒールよりトゥ側のミスヒットに強いので、どちらかと言えばドローヒッター向きです。
SPEC●ヘッド体積/460㎤●ロフト/9、10.5°●ヘッド素材/フェース:6-4チタン、本体:911チタン●価格/7万8000円+税~
TW TR20 460|本間ゴルフ
ホンマらしい“イケメン”が超ハイテクで武装
こんな人にオススメ 曲がりを抑えて真っすぐ飛ばしたい人
試打Impression | 高橋プロ評価
TR20 440が操作性重視なら、460はヘッドの直進性を高めて、打点のブレに強く、曲がりを減らしてストレートボールが打ちやすくなっています。440より少し弾き感が増します。
SPEC●ヘッド体積/460㎤ ●ロフト/9.5、10.5°●ヘッド素材/フェース:6-4チタン、本体:カーボン(ET40)●価格/8万5000円+税~
ST200|ミズノ
βチタンのボール初速+コンポジットの低スピン
こんな人にオススメ 球がドロップするのを避けたいドローヒッター
試打Impression | 高橋プロ評価
オーソドックスで構えやすい形状です。球の高さもつかまりもニュートラルですが、適度にスピンがかかります。ドロー系が持ち球で、ドロップしやすい人に合います。
SPEC●ヘッド体積/460㎤ ●ロフト/9.5°●ヘッド素材/フェース:2041チタン、本体:811チタン●価格/6万5000円+税~
操作性重視タイプ|フェースローテーションの多い人や、上下左右に球筋をコントロールしたい人にマッチする。
[特徴]フェースの反発力でボール初速を高め高い操作性で球筋を作りやすい
重心角もネック軸廻り慣性モーメントも小さめ。ミスヒットに対する許容性や球のつかまりは控えめとなるものの、ヘッドの操作性が高いので“ヘッドを返して球をつかまえたい”人や“ドロー・フェードを打ち分けたい”という人にマッチする。
A.I.フェース
マーベリックシリーズにはキャロウェイ自慢のA.I.フェースが搭載されている。3つのヘッドタイプそれぞれに偏肉パターンを変えた設計で限界の反発性能を追求している。
限界設計
ブリヂストンの「サスペンションコア」、テーラーメイドの「スピードインジェクション」は、ルールオーバーのヘッドにリミッターをつけて上限ギリギリの反発性能に収めるという手法を用いている。
オノフAKA(2020)|グローブライド
パワートレンチで初速を高め低スピンで飛ばす
こんな人にオススメ ヘッドスピードが40m/sくらいまでのスライサー
試打Impression | 高橋プロ評価
フックフェースなのでアドレスからスライスしない安心感があります。インパクトでフェースが開きにくく、球も上がりやすく、適度にバックスピンも入るので右曲がりが減ります。
SPEC●ヘッド体積/460㎤●ロフト/10.5、11.5°●ヘッド素材/HST140Cチタン+カーボン●価格/7万3000円+税~
マーベリック サブゼロ|キャロウェイゴルフ
コンパクトヘッドで高い操作性の中・上級者向けモデル
こんな人にオススメ フェースローテーションを使う人で、つかまり過ぎを避けたい人
試打Impression | 高橋プロ評価
ヘッドの操作性が高く、球のつかまりは控えめです。さらに、スピンも少ないので球の吹き上がりや左へのミスを避けたい人にぴったり。弾きは強いけれど打感は軟らかいです。
SPEC●ヘッド体積/450㎤●ロフト/9、10.5°●ヘッド素材/フェース:FS2Sチタン、本体:811チタン●価格/7万7000円+税~
ゴールデンプリックス TP-01|つるや
弾道の強さも備える操作性重視のヘッド
こんな人にオススメ ヘッドをターンさせながら叩いてボールを飛ばしたいフッカーに
試打Impression | 高橋プロ評価
小ぶりなヘッドで操作性が高く、球のつかまりは控えめ。左へのミスを恐れずに、安心して叩けます。球をつかまえられれば、高打ち出し低スピンで飛距離も出ます。
SPEC●ヘッド体積/435㎤●ロフト/9.5°●ヘッド素材/フェース:6-4チタン、本体:811チタン+カーボン●価格/8万5000円+税
ツアーB JGR|ブリヂストンスポーツ
サスペンションコア搭載でルール上限の反発性能
こんな人にオススメ 大型ヘッドだとつかまらないというアベレージゴルファー
試打Impression | 高橋プロ評価
ヘッドをターンさせやすくフェースローテーションを使って振りやすいモデルです。適度な低スピンと球のつかまりなので大型ヘッドだとスライスするという人に!
SPEC●ヘッド体積/460㎤●ロフト/9.5、10.5°●ヘッド素材/フェース:6-4チタン、本体:811チタン●価格/6万8000円+税~
TW TR20 440|本間ゴルフ
コントロール性と強弾道を狙った440㎤モデル
こんな人にオススメ 球筋を上下左右に打ち分けたい人や大型ヘッドが苦手な人
試打Impression | 高橋プロ評価
操作性抜群の小ぶりなヘッドです。スイートエリアは広くないものの、インテンショナルに球筋を打ち分けたい人にピッタリです。打感も超ソフトになっています。
SPEC●ヘッド体積/440㎤●ロフト/9.5、10.5°●ヘッド素材/フェース:6-4チタン、本体:カーボン●価格/8万5000円+税~
ST200X|ミズノ
ミスヒットにも強く、反発性能も高めた設計
こんな人にオススメ ヒッタータイプで右曲がりを減らして飛ばしたい人
試打Impression | 高橋プロ評価
ST200に対して、球のつかまりが強化されています。中高弾道なのでフェード系の球筋でも球が上がりすぎないので飛距離が出やすい。どちらかと言えばヒッター向きです。
SPEC●ヘッド体積/460㎤●ロフト/10.5°●ヘッド素材/フェース:2041チタン、本体:811チタン●価格/6万5000円+税~
GOLF TODAY本誌 No.575 100〜103ページより
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●【計測と試打で分析】2020モデルドライバーどれがいい? 誰に合う?
①:2020モデルドライバーのトレンド
②:2020モデルドライバーを評価
③:2020モデルドライバーカタログ(1/3)
④:2020モデルドライバーカタログ(2/3)
⑤:2020モデルドライバーカタログ(3/3)