久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前＆当日の秘策 vol.9

新型コロナウイルスの影響で自由な行動が制限され続ける中、めっきりラウンド回数が減ってしまったという人も多いのでは!？　ラウンド期間が空くと、これまでとは違う緊張感と不安から、なかなか思うようなゴルフができないケースも……。そんなあなたのために、重田栄作プロが「久々のゴルフに効く、前日＆当日の秘策」を伝授。自分にあった方法を取り入れて、久しぶりのゴルフでもがっちりスコアメイクしちゃいましょう!!

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

いつも以上に狂いやすい「アドレス」は、感覚ではなく「明確な目標」を設けて合わせるのが正解!!

ブランドロゴなど真っすぐのラインを目標とスクエアにセットし、そのラインに合わせてスタンスを取ればOK。

久しぶりのラウンドとなると、思うようにスイングできないのはもちろん、アドレスがしっくりこないことも多いもの。ゴルフは横を向いたうえに前傾して構えることで、ただでさえ目標に対して正確に構えられないアマチュアが多いのに、久しぶりのラウンドで体が慣れていないのですから、狂いが生じて当然です。

とはいえアドレスでショットの出来が決まる！　といっても過言でないほど、アドレスは大事な要素です。仮に、右を向いて構えてしまった結果、ティショットで球が右に飛び出したとします。単に右を向いていたからにも関わらず、自分のミスだと勘違いして次のホールで余計な小細工をしてドツボにハマったり……。そんな悪循環に陥らないためにも、しっかりチェックすることをオススメします。

方法は簡単！　ボールのロゴなど真っすぐのラインになった部分を、目標方向と垂直になるように合わせてティアップします。あとはそのラインを合わせて、きっちり垂直になるようにスタンスをとり、ヒザや体のラインも正対させればオッケー。

これは、久々のラウンドだけでなく、毎ラウンド、毎ティショット時に取り入れてほしいひと工夫。実際、ボクもこうしてボールを置いてアドレスが狂わないようにしています。パッティングと同じように、後ろから目標方向を見てボールマークをあわせる、このひと手間をルーティンとして取り入れてみてはいかがでしょうか!?

取材協力／北の杜カントリー倶楽部
取材・撮影・文／今泉純子　本誌編集部

【シリーズ一覧】
●vol.1：ラウンド直前の練習法1「1球1球ルーティンを入れてリハーサル」
●vol.2：ラウンド直前の練習法2「1球ずつクラブを替えてシュミレーション」
●vol.3：ラウンド直前の練習法3「久々だと特に狂いやすい“アプローチの距離感”をチェック！」
●vol.4：ラウンド直前の練習法4「室内パタ練で狂いがちな軸＆重心キープをおさらい」
●vol.5：ラウンド当日の練習法1「久々なら3本だけでOK！“スタート前30球”の使い方」
●vol.6：ラウンド当日の練習法2「スタート前のパタ練は“ティ挟み打ち”でスクエアインパクトを叩き込む」
●vol.7：ラウンド当日の練習法3「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう！　その1」
●vol.8：ラウンド当日の練習法4「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう！　その2」
●vol.9：久々だと狂いやすいアドレスは“ボールマーク”を使ってビシッと修正！
●vol.10：地ベタから打つFWは確実に当てやすい左軸スイングで最悪のミスを防ごう。