1. TOP メニュー
  2. スコアに効く
  3. 練習方法
  4. 久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前&当日の秘策 vol.8

久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前&当日の秘策 vol.8

2020/09/15 ゴルフサプリ編集部

新型コロナウイルスの影響で自由な行動が制限され続ける中、めっきりラウンド回数が減ってしまったという人も多いのでは!? ラウンド期間が空くと、これまでとは違う緊張感と不安から、なかなか思うようなゴルフができないケースも……。そんなあなたのために、重田栄作プロが「久々のゴルフに効く、前日&当日の秘策」を伝授。自分にあった方法を取り入れて、久しぶりのゴルフでもがっちりスコアメイクしちゃいましょう!!

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

久々のラウンド前には、普段の生活では使わない「ゴルフならではの首&足使い」をしっかり予行!

「首&足のツケ根」の柔軟性アップで、久々のゴルフだとブレやすいスイング軸の安定をサポート!

今回は、vol.7の「簡単ストレッチ その1」に続き、久しぶりのラウンド当日の朝にオススメしたい「簡単ストレッチ その2」を紹介します。前回もお話ししましたが、ゴルフは横を向いて、前傾して、一方方向に振るという独特の動きをするスポーツ。普段の生活では使うことのない体の動きが求められます。

スイングの基本となる、軸を保ちながら深く体を回してテークバックし、下半身でグッと粘りながらスピーティに振り抜くという理想の動きを生み出すには、「首と足のツケ根」の柔軟性が欠かせません。

にも関わらず、腕や腰、肩のストレッチなどに比べて、首と足のツケ根のストレッチは見逃されがちな部分。とても簡単で、効果絶大ですから、ぜひ試してみてください。早速、首のストレッチからご説明しましょう。

気をつけの姿勢で真っすぐに立ち、首だけを回して左を向きます。そこからアゴを引きつけるように下げて肩につけます。このとき首の右サイドがしっかり伸ばされているのを感じてください。この状態を保ったまま体を右に回すと正しいトップの形になります。

逆に、右を向いて、アゴを下げて引きつけ、首の左サイドが伸ばされるのを感じながら体を左に回していくとフォローの形が出来上がります。このように、軸を保ったまま深いトップを作り、粘りながら振り抜くには、首の柔軟性がとても大切なのです。

仮に首が硬いままスイングすれば、軸が右に左に傾くなど軸を保てず不安定なトップやフォローに…。ミートするのが難しくなってしまいます。

もう一つ、足のツケ根の柔軟性も不可欠です。下半身を安定させながら上体を深く回すためには右足ツケ根の外側への柔軟性が求められ、フォローで左の壁を保つためには、左足が内側に回転するような柔軟性が求められます。

まずは右足のストレッチから。ツマ先を右に向けて開き、右足全体を外側に回転させた状態を作り、足のツケ根から大きく前後に動かします。股関節が気持ちよく伸ばされるのを感じてください。このストレッチで右足ツケ根の柔軟性をアップさせることで、テークバック時のスムーズな上体の回転をサポートしてくれます。

次に左足。今度はツマ先を右に向けて、左足全体を内側に回転させた状態で、ツケ根から大きく前後に動かします。右足とは逆で、フォローで上体の動きににつられることなく左の壁を保つための、左足ツケ根の柔軟性を向上できます。

足のツケ根の柔軟性がないと、フォローで体が流れてしまい、方向性も距離感もバラバラに…。安定感のないスイングになってしまいます。

ラウンド当日の朝はもちろん、普段の練習前や、ラウンド中の待ち時間にも、手軽にできるストレッチ。久々のゴルフでも安定感のあるスイングを手に入れるべく、ぜひ取り入れてみてください!


取材協力/北の杜カントリー倶楽部
取材・撮影・文/今泉純子 本誌編集部



久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前&当日の秘策

 vol.7(前回)へ vol.9(次回)へ

【シリーズ一覧】
●vol.1:ラウンド直前の練習法1「1球1球ルーティンを入れてリハーサル」
●vol.2:ラウンド直前の練習法2「1球ずつクラブを替えてシュミレーション」
●vol.3:ラウンド直前の練習法3「久々だと特に狂いやすい“アプローチの距離感”をチェック!」
●vol.4:ラウンド直前の練習法4「室内パタ練で狂いがちな軸&重心キープをおさらい」
●vol.5:ラウンド当日の練習法1「久々なら3本だけでOK!“スタート前30球”の使い方」
●vol.6:ラウンド当日の練習法2「スタート前のパタ練は“ティ挟み打ち”でスクエアインパクトを叩き込む」
●vol.7:ラウンド当日の練習法3「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう! その1」
●vol.8:ラウンド当日の練習法4「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう! その2」
●vol.9:久々だと狂いやすいアドレスは“ボールマーク”を使ってビシッと修正!
●vol.10:地ベタから打つFWは確実に当てやすい左軸スイングで最悪のミスを防ごう。