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久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前&当日の秘策 vol.3

ラウンド直前の練習法3「久々だと特に狂いやすい〝アプローチの距離感〟をチェック!」

2020/07/15 ゴルフサプリ編集部

新型コロナウイルスの流行により、あらゆる行動が制限されていたこの春。大好きなゴルフも我慢していた人が大半では!? 気づけば夏! 遅れてきた2020年のゴルフシーズン到来です! とはいえ、「久しぶりのラウンドでちょっと不安…」という人も多いはず。そんなあなたのために、重田栄作プロが「久々のゴルフに効く、前日&当日の秘策」を伝授。自分にあった方法を取り入れて、久しぶりのゴルフでもがっちりスコアメイクしちゃいましょう!!

重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。

客観的に確認できる「3つの振り幅」の打ち分けで、久々だと狂いやすい感覚をカバー!

「手が右太モモ前」「クラブが地面と平行」「左腕が地面と平行」この3つのキャリーを把握しよう。

これまでもちょっとラウンド間隔が空くと、「フルショットはうまくいっても、グリーン周りのショートゲームでミスばっかり」なんて経験がある人も多いはず。なぜなら調整が不要なフルショットとは違い、距離をコントロールしなければならないアプローチは「感覚」がカギを握っており、この感覚を維持するのはとても難しいから。

そもそもアプローチは、アマチュアゴルファーにとって非常に難しい部分ですから、久々のゴルフで成功させるのは至難の技。かといって、せっかくグリーン周りまできているのに、そこから行ったり来たりしていたら、すぐに、ダボ、トリの大叩きにつながってしまいます。ということで、緊張した場面でも、合格点のアプローチを打つために直前に練習してほしい「3つの振り幅の距離(キャリー)を把握するドリル」を紹介しましょう。

3つの振り幅はテークバックの位置で作ります。
1 両手が右足前
2 クラブが地面と平行
3 左腕が地面と平行

以上の3つ。どれも客観的に確認しやすく、狂いにくいのがポイントです。それぞれの振り幅で10~20球打ち、キャリー(ボールが落ちた距離)を把握してください。

参考までにボクの場合、それぞれの振り幅でのキャリーは
1 約5ヤード
2 約30ヤード
3 約50ヤード


ボールが落ちてからどのくらいランが出るかはグリーンの傾斜などに大きく左右されますから、まずはこのキャリーの距離をグリーンオンまでの距離に当てはめて打ち分ければオッケーです。「この振り幅でこれだけ距離が出る!」という裏付けがありますから、いざアプローチするときでも迷わず自信を持ってストロークできるはず。久しぶりのラウンドですから欲はかかず、きっちりグリーンに乗せる意識でリラックスして望みましょう。

一つ、アプローチで注意しなければならないのが、インパクトで緩んでしまってザックリなどのミスを招いてしまうこと。

振り幅でしっかり調整しているわけですから、あとは思い切って振り抜くことが大切です。そのためには、「フォロースルーはテークバックの3割増し」を頭に入れて、加速させながら振るのが理想です。

1 キャリー5ヤード
2 キャリー30ヤード
3 キャリー50ヤード

どんなに小さい振り幅でも、フォローでは体とクラブがしっかり目標方向を向くのがアプローチの基本。このフィニッシュの形をイメージすると、よりスムーズに振り抜けるはずですよ! 落ち着いて頑張ってください!!


取材協力/北の杜カントリー倶楽部
取材・撮影・文/今泉純子 本誌編集部



久しぶりのゴルフでも自信満々に振れる! ラウンド直前&当日の秘策

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【シリーズ一覧】
●vol.1:ラウンド直前の練習法1「1球1球ルーティンを入れてリハーサル」
●vol.2:ラウンド直前の練習法2「1球ずつクラブを替えてシュミレーション」
●vol.3:ラウンド直前の練習法3「久々だと特に狂いやすい“アプローチの距離感”をチェック!」
●vol.4:ラウンド直前の練習法4「室内パタ練で狂いがちな軸&重心キープをおさらい」
●vol.5:ラウンド当日の練習法1「久々なら3本だけでOK!“スタート前30球”の使い方」
●vol.6:ラウンド当日の練習法2「スタート前のパタ練は“ティ挟み打ち”でスクエアインパクトを叩き込む」
●vol.7:ラウンド当日の練習法3「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう! その1」
●vol.8:ラウンド当日の練習法4「簡単ストレッチでゴルフ特有の動きに対応できる準備をしよう! その2」
●vol.9:久々だと狂いやすいアドレスは“ボールマーク”を使ってビシッと修正!
●vol.10:地ベタから打つFWは確実に当てやすい左軸スイングで最悪のミスを防ごう。