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飛ばしたいなら、グリップエンドは1インチ余らせて握るべし!!

三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.1 飛ばしのグリップ

2020/09/20 ゴルフサプリ 編集部

2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第1回目は飛ばせるようになるグリップの握り方を解説する。

三塚優子
みつか・ゆうこ/1984年9月21日生まれ、茨城県出身。172センチ。埼玉栄高校ゴルフ部を経て2007年プロ転向。11年の日本女子プロなど通算4勝。現在は水戸市の『東野ジャンボゴルフレンジ』で多くのアマチュアゴルファーを指導している。

左手小指側の3本が緩まないようにクラブを短く持つことが重要です!

グリップエンドを1インチくらい余らせてクラブを短く持とう

腕力には自信があるのにドライバーが飛ばない。そんな悩みを訴えるゴルファーはとても多いですよね。グリップはこう握らないといけないなどと形ばかりにこだわる人もいますが、それよりももっと重要なポイントがあるんです。

飛ばない人たちって、クラブを目いっぱい長く持とうとするじゃないですか。クラブを大きく振れば飛ぶと思い込んで、グリップエンドの端のすれすれを持とうとするのですが、長く持つと左手の小指が緩んでしまいやすくなります。左手は手のヒラの小指側の肉厚の部分でグリップをしっかり引っかけるように握る感覚がとても大事です。

そのためにはクラブを短めに持ちましょう。できればグリップエンドを1インチ(約2.5センチ)くらい余らせてください。少なくとも半インチは余らせて握るのが絶対の基本です。クラブを短めに持つことで左手の小指、薬指、中指の3本が安定して、左手のヒラの肉厚の部分にグリップをしっかり握る感覚が生まれてきます。

グリップで一番大事なのはグリップエンドを1インチ余してクラブを短めに持つこと。
左手の小指側の3本と肉厚の部分でグリップをしっかりはさむように持とう。
飛ばそうとしてクラブを長く持つと、左手の小指が緩みやすい。

左手小指がスイングの支点となるから、握りを安定させることが大事

左手の小指側の3本が大事なのは知っていても、この3本がどうして大事なのかがわかっていない人も多いので、それを説明しましょう。

アドレスしたときにクラブヘッドから一番遠く離れた両手の部分といったら左手の小指です。つまり左手小指が「スイングの支点」となるわけで、クラブを短めに持つことで左手の小指が支点となりやすく、クラブの軌道が安定してきます。クラブをコントロールしやすいからミート率だってアップします。

ところがクラブを長く持つとスイング中に左手の小指が緩んで、クラブのコントロールができなくなってしまいます。その時点で左手小指はもう支点の役割を果たさなくなるのです。「グリップをしっかり握りなさい」とよくいいますが、「しっかり」というのは強く握ることではなくて、スイング中に左手の小指が絶対に緩まないように「安定させて握る」というところに本当の意味があるんですよ。
 
では、どのくらいの強さで握ればいいかというと、左手だけでグリップした状態でだれかにクラブを引っ張ってもらっても左手からクラブがすっぽ抜けないくらいの強さがベストです。そんなに思い切り握らなくてもクラブを短めに持って、左手の小指側の3本と肉厚の部分でグリップを引っかけるように持てば左手に心地よいフィット感が生まれてきますよ。

左手の小指がスイングの支点の役割を果たせばクラブをコントロールしやすくなる。
左手の小指側の3本が最後まで緩まなければスイングの軌道が安定する。
左手の握りの強さは誰かにクラブを引っ張られてもクラブが抜けないくらいがいい。

クラブを短く持てばミート率だけでなく、ヘッドスピードも上がる

とくに男性ゴルファーは右手の力が強いですし、右手は器用ですから色々な動きをしようとします。そうするとクラブヘッドから一番近い右手の親指や人差し指に力が入りやすくなり、スイングの支点となる左手の小指側がルーズになりがちです。右手の親指と人差し指はほとんどいらないといっても過言ではないくらいですから、この2本はグリップに軽く添えておく程度で十分です。

スクエアグリップに握るのがいいか、それとも軽いストロンググリップに握るのがいかという点についてですが、スイングの中でグリップを変えるのは一番時間がかかりますから、自分が慣れている握り方でいいと思います。握り方を変えなくてもクラブを今までよりも短く持つだけで、左手の小指側の支点感覚が生まれて簡単に飛ばせるようになるでしょう。

最近のトーナメントプロたちはクラブを短く持ってスイングしていますよね。クラブを短く持つと飛ばなくなると思われがちですが、短く持てばクラブが軽く感じられてヘッドスピードが上がりやすいし、ミート率がアップするからなんです。ミート率を上げることが飛距離アップの近道ですし、方向も安定しやすくなりますから一石二鳥です。

ただし、クラブを短めに持っても左手の小指側が安定しにくいようでしたら、グリップを直しましょう。親指と人さし指のツケ根のV字が両手とも右肩のほうを指すように握るのがグリップの基本形です。右肩というのは右ホホから右肩のツケ根の間と考えてくださいね。

両手とも親指と人さし指のツケ根のV字が右肩を指すのがグリップの基本形。
左手小指がスイングの支点の役割を果たせるなら、これまでの慣れた握り方でOK。
右手は中指と薬指をグリップに巻きつけて、親指と人差し指はグリップに軽く沿えるだけでいい。
クラブを短く持てばヘッドスピードが上がりやすいし、ミート率もアップする。

最後に動画でチェック!

グリップエンドが支点となれば、スイングが安定する


取材・文・写真/三代 崇
協力/サザンヤードカントリークラブ


三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」

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【シリーズ一覧】
VOL.1:左手小指側の3本が緩まないようにクラブを短く持つことが重要です!
VOL.2:アゴを上げて高く構えれば、飛ばせるアドレスが作れる!
VOL.3:飛ばしたいならテークバックは「おヘソの回転」で始動!
VOL.4:飛ばしたいなら、体重移動は使わずおヘソを回してバックスイング!!
VOL.5:もっと飛ばしたいなら、トップの位置を安定させるべし!!
VOL.6:切り返しでは体重を左足内側の母趾球に乗せよう!

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