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フィニッシュは左足だけで立つ感じ! これが決まれば安定して飛ばせる!!

三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」VOL.9

2020/11/15 ゴルフサプリ 編集部

2011年の日本女子プロなどツアー通算4勝。屈指のロングヒッターとしても知られた三塚優子がドライバーの飛ばしのテクニックを親切レッスン。飛距離が出なくて悩んでいるゴルファーにとって最高のクスリとなること請け合いだ。第9回はスイングの終着点であるフィニッシュ。ココにも飛ばしのポイントがあるという。

三塚優子
みつか・ゆうこ/1984年9月21日生まれ、茨城県出身。172センチ。埼玉栄高校ゴルフ部を経て2007年プロ転向。11年の日本女子プロなど通算4勝。現在は水戸市の『東野ジャンボゴルフレンジ』で多くのアマチュアゴルファーを指導している。

遠心力を利用してカラダを回転すれば、体重が自然に左足に乗ってくる

体重が右足に残りやすい人は、クラブを振り抜いたら右足を前に踏み出そう

フィニッシュはゴルフスイングのゴールです。フィニッシュはスイングの結果とよくいわれますが、フィニッシュがキレイに決まったかどうかがショットの結果に表われます。体操の選手はフィニッシュの体勢も採点の対象になると聞きます。クォリティの高い演技ができたらフィニッシュの体勢も決まりますし、演技にミスが生じるとフィニッシュの体勢も崩れやすいそうです。ゴルフのスイングも同じことがいえるんですよ。

ゴルフのうまい人や飛距離が出る人、球が曲がらない人たちはフィニッシュがいつもきれいに決まっています。どんなフィニッシュの体勢が理想かというと、一番はカラダがしっかり回転して体重が左足に乗っていること。左足の上にカラダが乗っていて、左足だけでも立てるような体勢と考えてください。

フォロースルーではクラブヘッドとカラダが引っ張り合うことで、クラブヘッドに大きな遠心力が働きます。クラブヘッドが大きな円弧を描けば、クラブヘッドに引っ張られるようにカラダが回転して、体重が自然に左足に乗ってきます。自分でクラブを振るというよりも、「自分のカラダがクラブに振られる」という感覚です。

ところがフォロースルーが小さい人は、クラブヘッドの遠心力が働きにくいんです。クラブヘッドに引っ張られてカラダが回転する感覚がないから左足に体重が乗らず、フィニッシュでは体重が右足に残ってしまう。「明治の大砲」ってよくいいますが、左足で立てないようなフィニッシュはダメ。フィニッシュに至るまでのカラダの動きや腕の振りが正しくできていなかった証拠ですから。ミート率も上がらないですし、球が大きく曲がる、飛距離が全然出ないという結果となります。

フィニッシュで体重が右足に残ってしまいやすい人は、クラブを振り抜いた後に右足を目標方向に一歩前に踏み出しましょう。カラダをしっかり回して、体重を左足に乗せる感覚をつかんでください。

フィニッシュをしっかり決めるには、フォロースルーで大きな円弧を描くように振り抜くことが前提となる。
遠心力に引っ張られるようにカラダが回転すれば、フィニッシュで体重が左足に乗ってくる。
自分のカラダがクラブに振られる感覚でスイングすることを心がけてみよう。
理想的なフィニッシュは胸が目標を指すくらいまでターンし、左足だけでも立てるような体勢だ。
遠心力が使えず、フォロースルーが小さくなると体重が右足に残りやすい。
フィニッシュが右足体重になりやすい人は、クラブを振り抜いてから右足を一歩踏み出そう。目標方向に真っすぐ踏み出せないようではダメ。

両モモの内側をぴたりと密着。クラブは左手親指に乗る感覚が大事

左足だけでも立てるようなフィニッシュフォームを作るには、右カカトを浮かせましょう。右ヒザを左ヒザに近づけるようにすれば右カカトが自然に浮いて、フィニッシュで右ヒザや右足の甲が目標を指すような体勢となります。両ヒザが近づけば両モモの内側がピッタリとつきますよね。これって腰のスムーズな回転を促し、フィニッシュまでクラブを気持ちよく振り抜くための大事なポイントなんです。フィニッシュで体重が右足に残ると両ヒザが離れますし、腰も回りにくくなってしまいます。ダウンスイングの段階で右カカトが早く上がりすぎるのはよくありませんが、インパクトしたら右ヒザを左ヒザに近づけるようにしましょう。

フィニッシュの注意ポイントをもう一つ。それは左手の親指にクラブが乗るようにすることです。私の場合、左手のリードでスイングするイメージを大事にしていて、トップの位置でクラブを左手親指の上に乗せるようにしています。この感覚をフィニッシュまでキープしてクラブを振り抜くのです。そうするとトップとフィニッシュのポジションが安定しやすくて、クラブをいつも同じ軌道で振れるようになり、ミート率が上がります。もちろん飛距離だってアップします。できればクラブを振り抜いたら、ボールがフェアウェイに着弾するまでの3〜4秒間はその体勢のままで立っていられるのが最高です。

フィニッシュでは右カカトが完全に浮き上がり、右ヒザや右足甲が目標方向を指す。
右ヒザが左ヒザに寄って両モモの内側をつける。これで腰の回転がスムーズになる。
右ヒザが左ヒザから離れたままでは腰の回転が制限されて、体重も右足に残りやすい。
左手の親指にクラブが乗った状態をキープすることもフィニッシュのポイント。
トップで左手親指にクラブが乗る感覚を、フィニッシュまでキープすることが大切だ。
左手親指にクラブがキレイに乗れば、フィニッシュのフォームやスイング軌道が安定する。
フィニッシュで左手親指がグリップから外れてしまうのはNG。

最後に動画でチェック!

フィニッシュは左足だけでも立てる体勢。そのまま3〜4秒間立てたらグッド!


取材・文・写真/三代 崇
協力/サザンヤードカントリークラブ


三塚優子がレクチャーする「ドライバーの飛ばしテク」

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【シリーズ一覧】
VOL.1:左手小指側の3本が緩まないようにクラブを短く持つことが重要です!
VOL.2:アゴを上げて高く構えれば、飛ばせるアドレスが作れる!
VOL.3:飛ばしたいならテークバックは「おヘソの回転」で始動!
VOL.4:飛ばしたいなら、体重移動は使わずおヘソを回してテークバック!!
VOL.5:もっと飛ばしたいなら、トップの位置を安定させるべし!!
VOL.6:切り返しでは体重を左足内側の母趾球に乗せよう!
VOL.7:飛ばしたいならインパクトまで前傾角度を徹底キープ!!
VOL.8:ハンマー投げのようなフォロースルーがビッグドライブのお手本!!
VOL.9:フィニッシュは左足だけでも立つ! これなら安定して飛ばせる!!
VOL.10:カラダが柔軟な人は「一軸」、カラダが硬い人は「ニ軸」が飛ばしのカギ。
VOL.11:フェースターンは手の動作ではない! 下半身の動きが最大の肝!!

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