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400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|グリップ

【連載】第2回

2019/03/23 ゴルフサプリ編集部

禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!

スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!

ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!

●第1回ダウンスイング
●第2回グリップ
●第3回下半身
●第4回ダウンスイング2
●第5回スイング軸
●第6回フックグリップの利点
●第7回テークバック
●第8回風のある日のティアップ
●最終回ドラコン打法のまとめ

ドライバーの飛距離を伸ばしたいなら常識から抜け出そう!

こんにちは、巽英樹です。このページに目が留まったあなたは、きっと「飛距離をあきらめたくない」「同伴競技者より1ヤードでも飛ばしたい」と思っているのではないでしょうか。

私も同じです。常日頃、どうしたらもっと飛ばせるのか? について考えています。その中で私が実践している飛ばすためのスイングの技を、同じ夢を持つみなさんにお教えしたいと思います。少しでも力になれれば幸いです。

まず初めに言わせていただきたいのは、飛ばしのスイングは、いわゆるストロークプレーのスイングとは全く違うこと。ですから、できれば今までの常識にとらわれず、お試しいただければと思います。きっと結果が出るはずです。

さて、飛ばしスイングの最大の目的はインパクトで最大限にヘッドを走らせること。そのためには、肩からヘッドまでがムチのようにしなる動きが欲しい。その動きを作る基本中の基本がグリップです。ポイントは、“超ゆるゆる”に握ること。しかも握るのは、小指から中指までの三本ではなく、親指と人差し指の二本だけです。

この二本で、トップでクラブがぶらーんと落ちるくらいゆるく握ります。こうすることで、肩、ヒジ、手首をやわらかく使えるようになり、可動域が最大限に使える上、シャフトのしなり性能も最大限に生かせます。

しっかりグリップすると、どうしても肩、ヒジ、手首に力が入ってしまうため、可動域が狭くなり、どんなに肩やヒジの力を抜いたつもりでも、しなる動きになりません。

実際、アマュアのみなさんに、グリップをゆるく握って打ってみてもらった結果、ほぼ100%の方の飛距離がアップしました。

さらに、インパクト瞬間、ムチでボールを叩くような瞬発力を発揮するためには、下半身の動きにポイントがあります。次回はその技をお教えします。

ドラコン流の技がコレ!グリップは2本の指で握る

左手は親指と人さし指の2本で!

握る強さは引っ張れば抜けるくらいで!

誰かにクラブを引っ張られたときに、スポッと抜けちゃうくらいのゆるさが正解です。クラブが抜けないのは力が入りすぎ。友人などと何度かやってみて、イメージをつかんでください。

「超ゆるゆる」がイチバン飛ぶ!

ゆるゆるグリップだとインパクトでヘッドが走る

通常はインパクト時、ハンドファーストでボールとフェースの接触時間が長くなるイメージですが、ゆるゆるグリップは逆。インパクト時、ヘッドファーストで当たる瞬間、最大限にヘッドが走ります。

小指から中指の力を抜くと関節をやわらかく使える

グリップに力を入れると腕の動きが小さくなる

通常のスイングでは、小指、薬指、中指の三本でしっかり握り、コンパクトなスイングで振りぬくといわれますが、これでは肩、ヒジ、手首の可動域が生かせず飛ばすことはできません。

巽 英樹 | Hideki Tatsumi

1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。

自己最高記録 412ヤード


<次回のテーマ>下半身


次(3/9)を読む

GOLF TODAY本誌 No.555 114〜115ページより

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