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400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|下半身

【連載】第3回

2019/03/24 ゴルフサプリ編集部

禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!

スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!

ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!

●第1回ダウンスイング
●第2回グリップ
●第3回下半身
●第4回ダウンスイング2
●第5回スイング軸
●第6回フックグリップの利点
●第7回テークバック
●第8回風のある日のティアップ
●最終回ドラコン打法のまとめ

インパクトで〝止める〟動きが最大の瞬発力を

「いくつになっても飛距離をあきらめたくない」。そんな願いを持つすべてのゴルファーのためにお送りする、徹底的に“飛距離”にこだわったスイング。

前回、「グリップは超ユルユルがイチバン飛ぶ」とお教えしましたが、今回は、“超ユルユル”グリップで生まれたクラブのしなりを、最大限に生かすためのカラダの動きについてお話します。

飛ばしのスイングは、インパクトのほんの一瞬にヘッドスピードが最大限になることが目的です。ポイントは、上半身と下半身の捻転差をいかに作るか。まず、下半身の動きから説明しましょう。

前回も言ったように、飛ばすためのスイングは、いわゆるストロークプレーのスイングとは全く別物と考えてくださいね。ストロークプレーのスイングでは、よく、“軸を中心に腰を回転させる。左手リードで振って方向を出すとインパクトゾーンが長くなる”といいますが、回転の動きは飛距離にとってマイナス。安定感を求める分厚いインパクトも必要ありません。

飛ばしに必要なのは、ヘッドスピードがMAXの一瞬でボールをパチンとはじく、瞬発的なインパクトです。

たとえば、ムチで何かを叩こうとする瞬間、ムチを振り下ろす手首を、一瞬戻して止めますよね。この「止める」動きにより、ムチの先端が速く強くなるわけですが、この、止める動きをするのが下半身。腰ではなく足を使います。具体的に言うと、テークバックでは右足を上に最大限に伸ばし、インパクトでは左足を伸ばす。腰を回転させるのではなく、おなかが正面を向いたまま足を上下させるイメージです。

ダウンスイングで高いところから強くしならせたクラブを、左足で止めることによって(実際には止まりませんが)、インパクトの一瞬のボールをはじく動きに拍車がかかるという仕組みです。

さらに、上半身の動きにもコツがありますが、そのお話はまた次回に。

ドラコン流の技がコレ!下半身は回転しないで

オヘソは正面、左足は伸ばす!

クラブを下す前に左足で踏み込むことで重心の流れを止める。インパクト以降左足に乗りきるのではなく、カラダが右に少し戻るくらいのイメージです。

「その場で強く踏み込む」だけ

腰は上下に動くだけ。回転するとパワーロス!

ダウンスイングでは少しヒザを曲げて沈み込んでから、インパクトの寸前で左足を一気に突き上げます。ジャンプするくらい地面をけるイメージ。腰を回転させると、上半身が左右に動いてしまい、上半身と下半身の捻転差が少なくなります。結果、パワーをロスしてしまいます。

イメージは一本足打法の足づかい

テークバックで左足を上げ、トップで完全に右足一本になるイメージ。左足はクラブと同時に下すのではなく(カラダが突っ込んでしまい、止める動きにならない)、クラブを振り下ろす前に左足を着地し、右足に体重を残しながらクラブを振ります。

巽 英樹 | Hideki Tatsumi

1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。

自己最高記録 412ヤード


<次回のテーマ>ダウンスイング2


次(4/9)を読む

GOLF TODAY本誌 No.556 114〜115ページより

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