400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|ダウンスイング2
【連載】第4回
禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!
スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!
ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!
●第1回:ダウンスイング
●第2回:グリップ
●第3回:下半身
●第4回:ダウンスイング2
●第5回:スイング軸
●第6回:フックグリップの利点
●第7回:テークバック
●第8回:風のある日のティアップ
●最終回:ドラコン打法のまとめ
インパクトで〝止める〟動きが最大の瞬発力を生む
飛ばしには、下半身と上半身の捻転差がとても重要です。そのためにはまず、「下半身は回転させるのではなく上下に動かす」と、前回お伝えしました。
上半身も同様で、回転させるのではなく、前後に動かすことがポイントです。前後というのは、ボクシングでいえばジャブ、相撲でいえば突っ張り稽古のような動きのことです。
実際にやってみていただければお分かりかと思いますが、どちらも腕を前に出すとき、直立した状態から出すよりも、一度肩を少し後ろに引いてから出した方がパワーが出ますよね。ゴルフでも同じ。肩を左右に回転させるのではなく、肩甲骨から前後に入れ替える動きが正解です。
インパクトで左足をぐっと踏み込むことで余計な回転を止めてムチのようなしなり戻りの瞬発力を促すのが下半身。その動きに、テークバックで左サイドを大きく突き出すことで後ろに引いた右サイドを、インパクトで強く突き出す動きが加わることで、捻転に拍車がかかり、ヘッドスピードが最大限に上がるというしくみです。
下半身の動きに気を取られると上半身が曖昧になりがちなので、しっかりイメージしてください。
ドラコン流の技がコレ!飛ばしに回転は不要!肩を前後に入れ替えるだけ
拳を強く突き出すためには、肩から腕を一度後ろに引いてから突き出します。ゴルフでもこの動きをイメージしてください。
グリップエンドから下ろすイメージ
実際にクラブを握って振るときは、ダウンでグリップエンドから下ろし、右肩を一気に押し出す。インパクトでドン!という感覚が重要です。
肩をヨコ回転するとエネルギーが逃げる!
下半身の回転が不要なように、上半身の回転は動きにメリハリがなくなり、瞬間で最大のパワーを出す動きを作ることができません。
前後の大きな動きにより、ヘッドスピードが上がるのはもちろん、パワーのあるインパクトの瞬間を明確にイメージすることができる。
巽 英樹 | Hideki Tatsumi
1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。
自己最高記録 412ヤード
取材協力/ロイヤルメドウゴルフ倶楽部
GOLF TODAY本誌 No.557 114〜115ページより
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