400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|風のある日のティアップ
【連載】第8回
禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!
スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!
ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!
●第1回:ダウンスイング
●第2回:グリップ
●第3回:下半身
●第4回:ダウンスイング2
●第5回:スイング軸
●第6回:フックグリップの利点
●第7回:テークバック
●第8回:風のある日のティアップ
●最終回:ドラコン打法のまとめ
風のある日でもドライバーで飛距離を出すための対策方法
風の日はティの高さでスピンをコントロール
ドラコンの大会は、風のある日でも行われます。当然、対策が必要ですが、その場でスイングを変えるのはハイリスクです。
対策は、ティの高さです。アマチュアの方はよく、アゲンストではティを低くして低い球を打つといいますが、これではスピンがかかりすぎてボールが弱くなりかえって風に負けてしまいます。反対に、フォローのときはティを高くして球を上げようとしますが、ティを高くするとスピン量が減り、すぐに風に落とされ距離が出ません。皆さん、まったく逆のことをしているのです。
アゲンストではティを高くしてアッパーに打ちドライブをかけ、スピンを減らして遠くに飛ばす。
フォローではティを低くし、その分ボールを少し内側に置きます。そして上から打ち込む形でスピン量を増やし、低い球でフォローの風に乗せる。これがドラコンの常識です。
スイングを変えるのではなく、ティの高さでスピンをコントロールする。簡単なポイントなので、ぜひ皆さんも試してみてください。
ドラコン流の技がコレ!アマチュアは逆だった! ? アゲンストは高く、フォローは低くが正解!
アゲンストでティを低くするのは間違いです!
アゲンストが強い日は、いつもより約ボール1個分くらい高くするのがドラコン流。
《アゲンスト》高いティアップでアッパー軌道のロースピンが飛ぶ!
ボールを高く上げることで、キャリーを伸ばして飛ばす。
軸は右、ボールは左足カカト
ティを高くすると、右足軸で打つことになるので、自然とアッパーになる。スピン量が減り、高いボールになるのでアゲンストでもキャリーが出る。
《フォロー》低いティアップでスピンをかけて風に乗せる!
打ち出しが低くなっても、フォローの風で理想的な高さになる。
軸は左で、ボールは左足カカトより内側
ティを低くしてボールを少し中に入れると、軸が左になり、ヘッドが上から入るのでスピンがかかる。結果、フォローの風にボールを乗せることができるので、飛距離が出る。
巽 英樹 | Hideki Tatsumi
1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。
自己最高記録 412ヤード
取材協力/ロイヤルメドウゴルフ倶楽部
GOLF TODAY本誌 No.562 98〜99ページより
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