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400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|ドラコン打法のまとめ

【連載】第9回(最終回)

2019/05/20 ゴルフサプリ編集部

禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!

スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!

ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!

●第1回ダウンスイング
●第2回グリップ
●第3回下半身
●第4回ダウンスイング2
●第5回スイング軸
●第6回フックグリップの利点
●第7回テークバック
●第8回風のある日のティアップ
●最終回ドラコン打法のまとめ

インパクトまでの予備動作がすべて

飛ばすためのスイングは、最大限のパワーとスピードでインパクトの一瞬を迎えるためのもの。

「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」という、ゴルファーの皆さんが持つ夢を叶えるべく、さまざまなポイントをご紹介してきましたが、アドレスからインパクトまで、ドラコン流の技のすべては、インパクトの最高の一瞬のための予備動作です。

最後にお伝えしたいのは、それぞれの技を一連の動作ととらえ、7つの鉄則を守ってもらえれば、ドラコン流の飛ばし方をマスターできることです。

どれひとつとっても、いわゆるストロークプレーのスイングとはほぼ逆の動作ですが、常識にとらわれずに実践してみてください。

飛ばしはゴルフの最大の魅力のひとつ。みなさんの夢が叶えば光栄です。

ドラコン流の技がコレ!飛ばしに必要なのはインパクトの一瞬だけ

ドラコン選手は、インパクトの瞬間にパワーを出すことを重視している。左手はチョップの形を作ろう。

インパクトは、手の甲でなくて左手をチョップする形の方がスピードが出る。

7つの鉄則で最大パワーを!

鉄則1:超ゆるゆるグリップ

握る強さは、誰かにクラブを引っぱられたときに、スポッと抜けるくらいの超ゆるゆるが正解。肩、ヒジ、手首をやわらかく使えるので可動域が広がるうえ、シャフトのしなり性能も生かせる。

鉄則2:フックに握って深いトップをつくる

飛ばしのグリップはフック。テークバックで手首が折れて角度をつけられるので、トップの深い、助走の長いスイングになる。

鉄則3:支点はお腹ではなく胸

お腹を支点にすると、カラダが左右に動きすぎる。支点は胸の真ん中という意識なら、過剰な体重移動を防ぐことができる。

鉄則4:シャットに上げて下半身を右→左に踏み込む

ヒール側を意識してシャットに始動する。テークバックからトップにかけては、右脚が完全に伸び切るくらいに股関節を上に上げる。腰を回転させると、上半身が左右に動いてしまい捻転差が少なくなりパワーが生まれない。

鉄則5:右ヒジの角度をキープして、ダウンスイングへ!

クラブを遠く、高く上げたら超タテ振りで一気に振り下ろすことで、重力が大きくなる。グリップエンドを地面に突き刺すイメージ。

鉄則6:ジャンプするくらい左足を強く踏み込む

インパクトの寸前で左足を一気に突き上げる。ジャンプするくらい地面をけるイメージ。

鉄則7:フォローは意識しない

ドラコンスイングでは、インパクト以降を意識するのはムダ。フォローを意識すると、右ヒジが早くほどけてタメができず、カラダも流れてヘッドスピードが上がらない。

巽 英樹 | Hideki Tatsumi
1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。

自己最高記録 412ヤード

取材協力/ロイヤルメドウゴルフ倶楽部

GOLF TODAY本誌 No.563 98〜99ページより

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