400ヤード男 ドラコンプロのドライバー飛距離アップの裏技|ダウンスイング
【連載】第1回
禁断の飛ばしを知ったらゴルフは病みつきだ!
スコアも大事だけど、やっぱりゴルフは「1ヤードでも遠くに飛ばしたい」。その夢を400ヤード超えの記録を誇るドラコンプロが叶えます!
ドライバーの飛距離を伸ばしたいゴルファーは是非参考に!
●第1回:ダウンスイング
●第2回:グリップ
●第3回:下半身
●第4回:ダウンスイング2
●第5回:スイング軸
●第6回:フックグリップの利点
●第7回:テークバック
●第8回:風のある日のティアップ
●最終回:ドラコン打法のまとめ
飛ばしのドライバースイングはインパクトまでの準備が最重要ポイント
一般的なレッスンではよく、「フォローを大きくとろう」といいますが、ドラコンの場合、そのイメージは不要です。フォローを意識するとそこばかりに気を取られて、スイングが弱くなるからです。
飛ばしのスイングの最重要ポイントは、スイングプレーンというよりも「点」です。インパクトがすべてであり、それまでの予備動作でエネルギーをいかに最大限に作るかが大切です。インパクト以降のことは、考えなくてもいい。たとえフォローで左ヒジが引けてもかまいません。あくまでも、大切なのはインパクトまでの準備なのです。
そのためには、クラブを遠く、高く上げて一気に下ろすことが必要ですが、イメージは超タテ振り。高いところから振り下ろすことで重力が大きくなる、という考え方です。グリップエンドを地面に突き刺すイメージで振り下ろしてください。
ポイントは、トップでできた右ヒジの角度をキープしたまま下ろすこと。こうすることで、手がカラダの近くを通り、自然にタメができてインパクトまでにフル加速できます。
ヘッドを振ろうとか、フォローを取ろうとするとカラダが先行し、右ヒジが開いてしまいます。そのまま飛ばそうとすると、ヨコ振りになり、ヘッドスピードが上がりません。
ドラコン流の技がコレ!超タテ振りでインパクトの''点''へ加速する!
グリップエンドを地面に突き刺すように下ろそう
インパクトで最大のパワーを爆発させるには、超タテ振りが鉄則だ。
グリップエンドをボールにぶつけるイメージでは、カラダが流れてパワーが逃げる。
右ヒジの角度をキープしたまま下ろすイメージです
ダウンスイングでは右ヒジを伸ばさずに、角度をキープしたままクラブを下ろす。
右ヒジの角度を意識すると自然にタメができる
右ヒジの角度をキープしたまま下ろすイメージをもつと、右ヒジがカラダの近くを通り、自然にタメができヘッドスピードが上がる。フォローは意識せず、インパクトに集中する。
ヘッドやフォローを意識するとタメができない
ダウンでヘッドを意識したり、フォローを取るイメージをもつと、右ヒジが早くほどけてしまい、タメができない。カラダも流れてヘッドスピードが上がらない。
巽 英樹 | Hideki Tatsumi
1968年12月21日生まれ。176㎝、85㎏。18歳でゴルフを始め、ツアープロを目指しロイヤルメドウゴルフ倶楽部の研修生に。2009年にPGAプロ入会。現在は、飛距離を追求するドラコンプロとして活躍。
自己最高記録 412ヤード
取材協力/ロイヤルメドウゴルフ倶楽部
GOLF TODAY本誌 No.561 98〜99ページより
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