過去10年のブリヂストンのフォージドアイアンはほぼ試打をしてきた石井だが、『B-FORGED』は予想を超えていたと語る。

「意外だったのは『100CB』の打感です。前作『241CB』と比較しても、明らかに軟らかくなっています。この軟らかさは予想以上でした」

打感以外の印象は?

「形状は『241CB』から大きく変わっていません。どの番手もオーソドックスで構えやすい。ただショートアイアンは少しシャープになって、左のミスを消してくれそうな顔になりましたね。すでに『100CB』で2ラウンドしましたがラウンド中に驚いたのは抜け感です。夏ラフからでもスパッと抜けてグリーンでビタッと止まる。傾斜やラフでのソールがつっかかる感じが全くありませんでした」
『200CB+』の印象については?

「打感は『100CB』よりは少し芯を感じるフィーリングですが、前作『242CB+』よりは格段に軟らかい。『200CB+』で1番驚いたのは弾道の揃い方です。何球打っても同じような球でグリーンに止まる。今年打ったアイアンで球の揃い方はナンバー1でした。あとPWがすごくいい。『100CB』のPWも同様ですが、フェースの乗り感や距離感が、アイアンセットのPWというよりも単品ウェッジに近い感覚でした」

最後にトラックマンで弾道データを計測した。

「2モデルとも打感が軟らかいのに、思っていたより飛んでいる。そういうところに最新テクノロジーの進化を感じますね。『100CB』と『200CB+』の飛距離差はキャリーで5ヤードくらい。2モデルを打ち比べた印象だと顔も弾道も似ているのでコンボセットを組みやすい。一般的なアマチュアゴルファーなら5番、6番を『200CB+』にして、7番からPWを『100CB』にするのがベストだと思います」

石井はブリヂストンのフォージドアイアンについて誤解されている部分があると語る。

「ツアープロが使っている印象が強いので、上級者向けだと思っている人が多いのですが、全然そんなことはありません。アマチュアでもシニアゴルファーでもジュニアゴルファーでも使えます。私もアマチュアの頃から『TS201』を使っていました」

桑木志帆は「ドライバーの飛距離が220ヤードくらいだった」という中学生時代からブリヂストンのフォージドアイアンを使い続けている。『X5000』も『TS201』も『241CB』も、そして『B-FORGED』もプロだけのアイアンではない。だから、多くのアマチュアが名器として覚えているのだ。