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畑岡奈紗のドライバースイングを分析|連載「大判写真で見る、一流ドライバーのマネどころ」VOL.5

2019/02/10 ゴルフトゥデイ 編集部

20歳の畑岡は、同世代の黄金世代を飛び越えて世界へ挑戦。昨年は米国女子ツアーで年間2勝を挙げて、世界ランク7位まで躍進した。小さな体で世界のトップ選手になれた要因は?今回は畑岡奈紗のドライバースイングを大判写真とともに解説していく。


【解説・レッスン:永井延宏】
1969年生まれ、埼玉県出身。10歳からゴルフをはじめ、25歳でアメリカにゴルフ留学。フロリダのミニツアーに参戦しながら最先端のティーチング理論を学ぶ。帰国後、本格的にレッスン活動をスタート。わかりやすい指導で多くの信奉者をもつ。

畑岡奈紗のドライバースイングを分析

《畑岡奈紗のドライバースイングのインパクトのポイント》

円軌道とフェースターンで飛ばす
インパクト直前にはヘッドをインサイド方向から入れて、ヘッドをターンさせることでドロー回転をかけている。

《畑岡奈紗のドライバースイングを分析》

最近、欧米の選手にはシャットフェース系のスイングが主流だが、畑岡はしっかりフェースローテーションを使うタイプ。

POINT 1
肩の回転でテークバックを始める。腕ではなくて、しっかり両肩を回してテークバックすることで、手打ちにならない。(1カット目)

POINT 2
左腕を伸ばしてインパクトへ。顔を右に残したまま、腕を伸ばしていくことでスイングの再現性が高くなる。(11カット目)

POINT 3
フォローまで頭は右サイドをキープ。両肩を入れ替える動きで、フォローは高くなっている。(16カット目)

《畑岡奈紗の打点のヒミツ》

※ドライバーの打球痕です。

上下にもボール1個分の打ち分けをしている
日本よりも多彩なコースがある米国で戦う畑岡は、ドライバーの打点を見ても上下にボール1個分の高低差をつけることで弾道の高さを打ちわけていることがわかる。

スライサーがマネしたいインサイドアタック

現在の世界の最先端は、マキロイやフリートウッドのように背中側を動かしハンドファーストで打つスイングですが、畑岡奈紗は、肩を回してインサイドから打っています。アドレスとインパクトが同じ形になる、いわばジャパニーズテイスト。

テークバックは上半身を回転させるので、顔の向きもつられて動きます。その顔の向きを残したまま切り返し、インパクトに向かってヒジを引きつけることで、インサイドから入る。顔の向きもここで変わります。

また、インパクト時の左ヒジの引きつけが弱めで少し詰まるため、ジャンプの動きも入っています。このジャンプの動きは、ドラコン選手が取り入れている地面反力ではなく、地面を踏むことで、カウンター効果が生まれ、クラブを上から下にスピーディに動かすことができるのです。

畑岡の典型的なインサイドアタックは、ドロー系でコントロールする、方向安定性のいいスイングです。

このスイングを、ヘッドスピードが50m/秒を超える選手がやると、少しのミスでも致命傷になりますが、ヘッドスピード41、42m/秒くらいの女子プロなら大きなミスにはなりません。そういう意味では、スライスに悩むアマチュアが、効率よくボールを打てるお手本スイングといっていいでしょう。

畑岡奈紗のドライバースイングのマネどころ

水平素振りでヒジを中に入れる動きをマスター!
畑岡のインサイドアタックスイングでマネするべきは、ヒジの動き。スライスしがちなアマチュアの多くは、バックスイングで左のヒジが離れてしまう。これでは背中に入らないので、インサイドに入らず、スライスが出てしまいます。

正しい動きをイメージするには、水平素振りが有効。クラブを水平に持ち、ヒジを中に入れて素振りします。肩とヒジが入れ替わる動きがマスターできます。

ヒジを中に入れて振ると、左右で肩とヒジの位置が入れ替わる。

スクエアグリップで左右対称に振るのが基本。手のヒラが常に向き合うようにスイングする。

GOLF TODAY本誌 No.560 21〜23ページより

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