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松山英樹のドライバースイングを分析【連続写真つき】

連載「大判写真で見る、一流ドライバーのマネどころ」

2020/02/27 ゴルフトゥデイ 編集部

米国ツアー7年目を迎えた松山英樹。今年は開幕前から「早く優勝したい」と語っているように、2019年後半からの好調をキープしている。そんな松山英樹のドライバースイングにはある変化があった!

[目次]

◉解説・レッスン
石井 忍
1974年生まれ。千葉県出身。1998年にツアープロに転向し、レギュラーツアーに参戦。近年はパーソナルレッスンを行う「エースゴルフクラブ」を主宰し、千葉、神保町、赤坂などに展開。

松山英樹のドライバースイング インパクトの秘密


上半身を止めたまま左腕が横方向に動く

インパクトに向けて、松山英樹は上半身はほぼ動かないまま、左腕をヨコにスライドするように動かすことで、フェードでもドローでも、つかまりの良いボールを打っている。

マス目連続写真で見る松山英樹のドライバースイング分析

❶ アドレスからトップまで、ほとんど頭の位置が動かないので、フルスピードで振っても軸が安定したスイングになっている。

《左手首の角度を変えずに体の回転で、つかまりアップ!》

❷ ダウンスイングでは少し沈みこむことで、シャフトが理想的な角度で斜めになる。逆に体が伸び上がる人は、シャフトが立ちすぎてしまう。

❸ 効率よくスムーズに左腕をリリースすることで引っ張り合うパワーが生まれ、ヘッドが加速する。

《松山英樹のドライバースイングのポイント》

インパクト直後のフォローを見ても、手首を返さずにヘッドが両腕のほぼ中心にある理想的なフォロー。ここで、強引に手首を返さないことで、安定して強い打球が打てる。

松山英樹のドライバーグリップのヒミツ

ウィークグリップのリリースは体の正面!

最近のPGAツアーでは圧倒的にフックグリップの選手が多いですが、松山英樹選手はウィークグリップ。左手の親指はほぼグリップの真上に一直線に乗せています。

ウィークグリップはリリースポイントが体の正面になるので、左腕をリリースすることがポイントになる。手首を強引に返さなくても自然にフェースを開閉しやすいです。

左腕を解放すれば、ヒッカケが出ない!

元々はフェードヒッターだった松山英樹選手ですが、昨年の「ZOZOチャンピオンシップ」などでは、かなりドローボールも打っていました。

ドローを打つときも決してヒッカケ気味ではなく、理想的なつかまりになっていて、元々のフェードでも強い打球の“つかまったフェード”を打てるのが松山英樹選手の魅力です。

そのポイントは、インパクト前後の左腕の動きにあります。アマチュアは左ワキをギュッと締めてインパクトさせる人が多いのですが、松山英樹選手は左腕を少し解放させるように動かしています。実はこの解放によって、体全体のパワーがスムーズに左に移動するので、つかまったボールが打てるのです。

さらに、この動きだけでボールをつかまえることができれば、インパクト前後で手首を強引に返そうとすることもありません。それが安定感にもつながります。

また、左腕を解放させる直前には、少しだけ沈み込むような動きになっていて、この沈み込みによって、シャフトがプレーンに沿ってインサイドから斜めに入りやすくなる。

インサイドからヘッドが来ることも、つかまりの良い要素です。逆に体が浮き上がると、シャフトはアウトサイド・インになってしまい、つかまらない打球になってしまいます。

松山英樹のドライバースイングのマネどころ

《左ワキを締めすぎると、 体が開く原因になる!》


体の開きが早い人ほど左ワキを解放するイメージは大切です。左ワキを締め過ぎると、腕が遅れたまま体を回そうとするので、どうしても体が開いてしまう。それがスライスの原因になります。タイミングとしてはハーフウェイダウンくらいから、左ワキ(左上腕)を解放させるように、左腕をヨコに動かすと適度なつかまりとフェースローテーションでボールをつかまえることができます。


アウトサイド・イン軌道でスライスする人は、ダウンスイングで少し大胆に両ヒザを落として沈むこんでから左腕を解放すると、ヘッド軌道もインサイド・アウトになる。


左腕がリリースできないと体だけが開いてしまって、インパクトでもフェースを開いてヒットしやすい。

協力/エースゴルフクラブ赤坂

GOLF TODAY本誌 No.573 13〜15ページより

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