米国ではピークを過ぎた!? LPGAも6月中旬から。PGAツアーが6月に再開できる理由
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日本ではまだ男女ツアーとも開幕から中止が続き、再開時期も見えない状態だが、米国ではPGAツアー、LPGAともに6月からの再開スケジュールが発表された。米国でもニューヨークを中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、なぜ再開できるのか?
4月中旬に正式発表されたPGAツアーのスケジュールによると、再開初戦となるのは6月11日からの「チャールズ・シュワブチャレンジ」。そこから4試合は無観客試合を前提として、9月1週まで14試合を行うスケジュールとなっている。ちなみに、来シーズンの開幕は約1カ月前倒し、9月2週に開幕戦を行い、9月3週には延期された「全米オープン」、11月には「マスターズ」を開催することも発表された。つまり、来シーズンはメジャーが6試合ある異例のシーズンとなりそうだ。
日本の状況だとツアー再開は難しそうに思えるが、米国メディアとのリモート取材に応じたPGAツアー競技最高責任者のアンディ・パズダー氏は、
「PGAツアーに新型コロナウイルスの検査キットを導入する。その検査キットを入手できそうなので、試合をやれる自信がある」
と語っていた。一部、報道によると約100万個の検査キットを準備して、選手やキャディが毎朝検査できるような体制をとるようだ。ちなみに復帰初戦の舞台となるテキサス州は4月20日に米国で最も早く規制が緩和され、一部の経済活動が再開された。この試合では昨年も地元出身のジョーダン・スピースやリッキー・ファウラーなど人気選手の出場で盛り上がったが、再開初戦となれば世界各国のプロツアーにとって希望が見える1週間になりそうだ。
写真/Getty Images
GOLF TODAY本誌 No.576 10〜11ページより
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