アマチュアにはどっちがいい? 「パワーをフルに使えるシャフト」と「パワーを生んでくれるシャフト」
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第20回
ドライバーのシャフトを選ぶときに、ヘッドスピード(HS)だけではなく「自分がどう飛ばしたいか」に見合うモデルとスペックを探すことが肝心というのは、カリスマフィッターの鹿又さん。そのことについて詳しく話してもらった。
写真/ゴルフサプリ編集部
世界のトッププロからも「ベンタス」が支持されている
今年の「マスターズ」で出場選手が使うドライバーのシャフトを見たところ「ベンタス」(フジクラ)の使用率が著しく高かったです。「ベンタス」シリーズの中でも「黒ベン TR」(ベンタス TR ブラック)が多いですね。おさらい的に「黒」(ブラック)はどういうタイプかというと、手元と先端の剛性がとても高くてクセがないシャフト。振動数やトルクなどを見ても、剛性が高くてしっかり叩けるシャフトの代名詞と言えます。
「ベンタス」のシリーズがここ数年ずっと流行っていることで、他のシャフトメーカーも公にはしませんが“対ベンタス”的なシャフトを多数登場させている。そのことからも、明らかにツアーでリーダー的な存在になっているシャフトです。それは日本の男子ツアーでも同じように使用率がとても高いし、カスタム市場でも(一般ゴルファーに)スゴく人気があるシャフトです。
なぜプロにもアマチュアにも人気なのか?
次のページ