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重田栄作のゴルフ「100切り」レッスン|セカンドショット編Part2
《全10回》第4回
「100切りまであとちょっと!」「90台もあれば100オーバーも……」そんな、“100の壁”と戦うゴルファーに送る、お助け企画。大叩きに陥りがちな落とし穴を知ったり、ちょっとした工夫をするだけで簡単にスコアが縮められる「お役立ちヒント」が続々登場。ドライバーからパターまで、全10回でお届け!
●第1回:ドライバーティショット編1
●第2回:ドライバーティショット編2
●第3回:セカンドショット編1
●第4回:セカンドショット編2
●第5回:セカンドショット編3
●第6回:パー3ティショット編
●第7回:ショートゲーム編1
●第8回:ショートゲーム編2
●第9回:ショートゲーム編3
●第10回:ショートゲーム編4
「木」はもちろんだけど、「葉っぱ」にも当たりそうなら絶対狙っちゃNG!
グリーンは左から3本目の方向。あなたはどこを狙いますか!?
ティショットが少し右に飛んでしまい、木の手前に球が止まってしまいました。木が生い茂った「林」ではないのでスイングがまともにできないような窮屈な状況ではありません。あなたはどこを狙いますか?
おそらく、「左から2本目と3本目の間を狙う」とか、「間を抜くのは自信がないけど、上を越えるのなら可能性がありそう」なんて人も多いのでは!?
でも、100切りを目指すなら木の方向へは絶対に打ってはいけません。木はもちろん「葉っぱ」にもかすっちゃダメ。というのが重田家の家訓(笑)。
「100の壁」に苦しむゴルファーが、100パーセントナイスショットができるはずがありません。万が一、木の隙間や、木越えを狙って木に当たってしまったら、また同じような場所や、もっと後ろに下がった場所から次の一打を打つはめになることも十分考えれます。
100切りを目指すということは、全ホールボギーで回って90ですから、数ホールはダボだってOK。一か八かの賭けは不要!! 万が一ミスしても「木」も「葉っぱ」にも絶対に当たらないルートを選ぶのが正解なのです。ここは安全にフェアウェイに戻して、第3打でしっかりグリーン近くまで運びましょう。
フェアウェイ方向にきっちり出すには、アベレージゴルファーでもミスの少ない9番アイアン以下のクラブを持って、コンパクトなスイングでしっかり振ること。「木」も「葉っぱ」もダメ。これだけは忘れないでください!
【+ワンポイント】
左足体重で構えて、その状態を保って打とう!
左足に体重をかけた状態を保って振れば、すくったりつっこんだりする悪い動きが自然と抑えられ、構えどおりしっかりヘッドが戻り、しっかりミートできる。
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
撮影/相田克己
取材・文/今泉純子