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重田栄作のゴルフ「100切り」レッスン|ショートゲーム編Part2
《全10回》第8回
「100切りまであとちょっと!」「90台もあれば100オーバーも……」そんな、“100の壁”と戦うゴルファーに送る、お助け企画。大叩きに陥りがちな落とし穴を知ったり、ちょっとした工夫をするだけで簡単にスコアが縮められる「お役立ちヒント」が続々登場。ドライバーからパターまで、全10回でお届け!
●第1回:ドライバーティショット編1
●第2回:ドライバーティショット編2
●第3回:セカンドショット編1
●第4回:セカンドショット編2
●第5回:セカンドショット編3
●第6回:パー3ティショット編
●第7回:ショートゲーム編1
●第8回:ショートゲーム編2
●第9回:ショートゲーム編3
●第10回:ショートゲーム編4
2019年開始の新ルールは、100切りゴルファーの味方! 積極的に利用するべし。
難しいバンカーは迷わず出し、グリーンはピンを刺したままが◎。
「100の壁」に苦しむゴルファーに、ぜひおすすめしたいのが、新ルールを積極的に取り入れること。一つめはバンカー。2019年から「アンプレヤブル宣言し2罰打を払えば、球とホールを結ぶ延長線上のバンカー外の後方にドロップすることができる」となりました。つまり、2打でバンカーの外に出せるということ。
通常のバンカーであれば、一発失敗しても二発目くらいには脱出できるでしょうから、あえて2罰打を払う必要はありませんが、万が一、上の写真のように「高いアゴ近くで、しかも目玉」なんてときは、最初から無理をせずアンプレで外に出すことも選択肢に入れるべきです。
無理をして4回5回と叩いてしまえば、「100切りを目指すなら数ホールはダボでもオッケー」とはいえ、すぐにダブルパーや二桁の大叩きにつながる危険性もあります。
また、グリーン上でもピンを刺したままパッティングできるようになりました。すでにプロのトーナメント中継などでも目にしていると思いますが、これは100切りを目指すアマチュアにとってもいいことづくめです。
「これまでと違う」という違和感は多少あるかもしれませんが、ピンがあることで狙いも定まりやすいうえ、多少強く打ってしまってもピンに当たって軽減されたり、運がよければそのまま入ることもありえます。
ただ一つ、もし旗の陰がオンラインになってしまい、陰の動きが気になるようなら抜いてもいいかもしれません。そのほかは、積極的にピンを指して打つ方が、断然おすすめです。
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
撮影/相田克己
取材・文/今泉純子