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重田栄作のゴルフ「100切り」レッスン|ショートゲーム編Part3
《全10回》第9回
「100切りまであとちょっと!」「90台もあれば100オーバーも……」そんな、“100の壁”と戦うゴルファーに送る、お助け企画。大叩きに陥りがちな落とし穴を知ったり、ちょっとした工夫をするだけで簡単にスコアが縮められる「お役立ちヒント」が続々登場。ドライバーからパターまで、全10回でお届け!
●第1回:ドライバーティショット編1
●第2回:ドライバーティショット編2
●第3回:セカンドショット編1
●第4回:セカンドショット編2
●第5回:セカンドショット編3
●第6回:パー3ティショット編
●第7回:ショートゲーム編1
●第8回:ショートゲーム編2
●第9回:ショートゲーム編3
●第10回:ショートゲーム編4
40~50ヤードから2打で上がろうなんて思っちゃダメ! それはプロ・上級者だけで十分。
「40~50ヤードのパー3」という考え方をもてるかどうかが、確実にボギーを取るカギ。
例えば、パー4のセカンドショットやパー5のサードショットでグリーンに届かずパーオンを逃しても、大きなミスがない限りグリーンまで50ヤード以内のところまではきているはず。ここから、どう考えるかが、100を切れるか切れないかの分かれ目です。
100切りを目指すなら、基本的にボギーでオッケーですから、ここから3打で上がればいいわけです。「50ヤードのパー3ホール」に挑む、と想定してみてください。通常のパー3ホールなら、少なくとも100ヤード以上、長ければ200ヤード前後ありますが、ここはたったの50ヤード。そこを「3つで上げればいいんだ、簡単じゃないか!」と気楽に臨んでほしいんです。
なのに、「寄せワン」なんて欲を出して、無理にピンを狙おうとするから、力が入ったり、スイングが早くなったりして、思いもよらないようなミスを誘発……。50ヤードから2打で上がろうとするのは、プロや上級者だけで十分なのです。
考え方をまずかえて、気を楽にすることで成功に近づくケースも多いもの。100切りレベルのゴルファーでも、ある程度コントロールできる小さいショットこそ、もっときっちり自分なりのマネジメントで攻めてみては?
【グリーン上ではこう考えよう】
グリーン上でもカップだけを見ていると、逆に距離感や方向性が合わないもの。ロングパットなら「ワンピンの円」を想定、ミドルパットでも「ワンクラブの円」を想定して狙うのが成功の秘訣。
がちがちにカップだけを見ていると、ほどよい距離感が出せず、打った距離よりオーバーしてしまう、なんてもったいない状況に陥りやすいものです。アプローチもパットも、一度立ち止まって、冷静になることを忘れないでください!
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
撮影/相田克己
取材・文/今泉純子