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重田栄作のゴルフ「100切り」レッスン|ドライバーティショット編Part2
《全10回》第2回
「100切りまであとちょっと!」「90台もあれば100オーバーも……」そんな、“100の壁”と戦うゴルファーに送る、お助け企画。大叩きに陥りがちな落とし穴を知ったり、ちょっとした工夫をするだけで簡単にスコアが縮められる「お役立ちヒント」が続々登場。ドライバーからパターまで、全10回でお届け!
●第1回:ドライバーティショット編1
●第2回:ドライバーティショット編2
●第3回:セカンドショット編1
●第4回:セカンドショット編2
●第5回:セカンドショット編3
●第6回:パー3ティショット編
●第7回:ショートゲーム編1
●第8回:ショートゲーム編2
●第9回:ショートゲーム編3
●第10回:ショートゲーム編4
スタートホールから“何となく安心感があるから”とティアップを高くするのは絶対NG!
ティアップを高くすると、スイングのブレがミスに直結。少なくも2、3ホールは「低め」で我慢!
「100の壁」と戦っているゴルファーの方は、もしかしたらティアップの高さについて、あまり気を配っていないかもしれません。しかし、同じスイングでもティアップの高さによっては結果が変わってしまうという、重要なポイント。インパクトでうまくアジャストできない100切りゴルファーにとってはなおさらです。
しかも、100切りレベルのゴルファーの多くは、「安心感があるから」「ラクに振れそうだから」とスタートホールからティアップを高くしすぎる傾向にあります。
ティアップが高すぎると、リキんで打ちにいって体が突っ込むとティを叩いて「テンプラ」。球を上げようとして小細工すれば、今度はボールの上っ面を叩いて「チョロ」など、最悪のミスを誘発してしまいます。
毎週ラウンドするようなゴルファーならまだしも、月1ゴルファーの場合は、体がゴルフに慣れてくる3ホールくらいまでは、ティアップを低めにしてミスのリスクを最小限に抑えるのが正解。
ティアップが低めなら、多少スイングがブレても大幅にインパクトポイントがズレることなく、フェースでしっかりボールをとらえて、ある程度の当たりでボールを運ぶことができます。
ただでさえ緊張してプレッシャーのかかるスタートホール。体もまだ温まっていない状態で、いつも「出たとこ勝負」のドライバーショットに挑んでいては、100の壁はなかなか越えられません。
ティアップの高さは「ボールの3分の1くらいが出る程度まで」。ここだけ気をつけて、大叩きに陥りやすいスタート3ホールを、無難に切り抜けましょう。
【+ワンポイント】
クラブを短くもって、コンパクトに振り切る意識が◎!
一日のゴルフの流れを決めてしまう、大事なスタート3ホール。100切りを目指すなら、ボギーでOK。決して飛ばす必要はありません。
最悪のOBや、チョロやテンプラでほとんど距離が稼げない、なんて手痛いミスを防ぐためには、ティアップを低くした上で、クラブを短く握って、コンパクトに振るのが有効。コントロール性がよくなって、100切りレベルでも簡単にミート率を上げることができます。体が温まるまでは、高いティアップも、フルスイングも我慢!です。
重田栄作
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
取材協力・シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
撮影/相田克己
取材・文/今泉純子