ツアープロのパターはマレット型が多数派に!「プロはブレード」は過去の話?
鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第23回
パターはちょっと前まで「プロはブレード型、アマはマレット型」が一般的だった。しかし、4大メジャーの「マスターズ」で世界の名手たちが使うパターをウォッチしたカリスマフィッターの鹿又さんは、ある現実を目の当たりにしたという――。
写真/ゴルフサプリ編集部、Masters Open 2024
“ガラスのグリーン”を攻略するのはどんなパター?
今年の「マスターズ」を現地で生観戦して、ボクが注目していたことの一つに「世界の名手たちはどんなパターを使っているんだろう?」ということがあり、とても興味深く見ていました。なので会場では、練習グリーンに長い時間いることが多かったんです。
どうしてパターに目を向けたかというと、会場となるオーガスタナショナルGCのグリーンは「傾斜がキツい、スピードが速い」と難しいことで有名だから。まさに“ガラスのグリーン”であり、TⅤではなかなか分からないかもしれませんが、アンジュレーションがかなりついています。そういう厳しいコンディションのグリーンで使われるパターこそ、選手たちが今いちばん信用しているパターといえるんじゃないでしょうか。
マレットだけでなく中尺も増えているって本当?
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