平均飛距離300ヤード超え! 清水大成のドライバースイング連続解説
高校、大学時代に華々しい活躍をして2020年にプロ入りした清水大成。初優勝が待ち遠しい期待の若手のドライバースイングを解説。
腕の振りとカラダの回転の“シンクロぶり”を見習いたい
JGTO 2024 ツアー公式記録でバーディ率1位、平均パット1位になったのが清水大成選手です。ツアー未勝利ですが、今季の賞金ランキングは8位。来季に期待がかかる若手プレーヤーのひとりです。
下記の連続写真から見て取れる清水選手の特徴は、腕の振りとカラダの回転をバランスよく使っているところでしょう。
バックスイングは手や腕を使ってクラブを「ヒョイっ」と持ち上げたりせず、両肩とグリップでつくられる三角形をキープして、ワイドに引いていくようなイメージです。そして左腕が地面と平行の高さに来たとき、ほぼコックが完了し“L字型”になっています。これによりいわゆる“タメ”がつくられ、ドライビングディスタンス300ヤードオーバーのビッグドライブに還元されているのでしょう。
腕の振りとカラダの回転をシンクロさせてバックスイングをするため、トップでカラダはしっかりとネジられていますが、コンパクトな位置にクラブが収まっています。アベレージゴルファーをはじめ、多くのアマチュアゴルファーは手と腕でクラブを持ち上げる傾向があるため、どうしてもトップが大きくなり過ぎてオーバースイングになりがちです。ツアープレーヤーならまだしも、アベレージゴルファーでオーバースイングだと、ミート率が下がるだけで良い結果にはなかなか結びつきません。したがって、清水選手のように腕とカラダをシンクロさせて使うことを見習ってみては、と思います。
切り返しはクラブがトップに到達する直前に下半身が動き出し、理想的な下半身リードでダウンスイングを開始しています。切り返し後は下半身リードの動きに同調・連動させて腕やカラダ、クラブを追随させて淀みなく振っているのが見てとれます。清水選手の切り返しからダウンスイングに移行する動きも、アベレージゴルファーにはぜひ見習ってほしいと感じます。ご存知のようにゴルフスイングは手や腕ばかり振ったり、カラダばかり回したりすると、良い結果につながりません。双方のバランスをとることがとても大切。ショットが安定しない…。飛距離が出ない…。こんな悩みがある人は清水選手のスイングを参考に、練習に取り組んでほしいと思います。
インパクト前後でグリップもクラブも、カラダの正面に位置しています。これはまさに腕とカラダのバランスが取れている証拠で、よく言われる“同調”の動きになっているからです。クラブがカラダの正面から外れなければ、フェース面の向きに狂いが生じにくく方向性が高まります。カラダの動きやスイング軌道とならんで、フェース面の向きを安定させることが良いショットを放つには欠かせません。このへんも清水選手をお手本にしてはと、強く感じるところです。
清水大成(ロピア)
しみず・たいせい。1999年01月17日生まれ、福岡県出身。日本大学在籍時の17年「日本学生」で21年ぶりの1年生王者に輝く。「ブリヂストンオープン」でも活躍し、17年から3年連続でベストアマとなった。20年にプロ宣言。
解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。