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松山英樹 は2年ぶりの優勝ならず28位も、キャリア最高のプレーを継続中 【シグネチャーイベント「ジェネシス招待」最終日】

2026/02/23 ゴルフサプリ編集部

トップ10入りは逃したがある記録に注目。シャフトは「DI」に戻したのかと思ったが、じつは「FI」のオレンジカラー。(写真/Getty Images)

アメリカPGAツアーのシグニチャーイベント「ジェネシス招待」最終日(22日=日本時間23日、カリフォルニア州リビエラCC)で松山英樹は4バーディー、1ボギーの68で通算6アンダーの28位だった。今大会で2年ぶりの優勝はならなかったものの、今シーズンはキャリア最高のスタッツが継続している。久常涼は通算1アンダーで45位だった。

抜群の安定感でプレー

最終日の松山は1番パー5で2打目をグリーンカラーまで運んでバーディー発進します。

7番は3メートルを決めて。
ワンオンを狙える10番パー4と11番パー5はアプローチショットを1メートル以内につけてのバーディー。
4日間を通じた難易度が2位だった18番パー4は2打目を1.5メートルにつけたもののバーディーパットは惜しくも入らず。

この日唯一のボギーは9番でティショットを左に曲げてのものでした。

優勝したジェイコブ・ブリッジマンは3ボギー。2位タイのローリー・マキロイとカート・キタヤマの1ボギーと比べてもそん色ないプレーでした。

松山が今シーズン、キャリア最高の3位を記録しているスタッツは

松山は今大会の4日間トータルのボギー数が7。
その中にはその後3時間近く中断するほどの大雨の中でスタートし、水を吸って重くなったラフに苦戦した1番パー5でのボギーもありました。

優勝したブリッジマンは4日間で7ボギーとダブルボギーがひとつだったので、松山がいかに安定したプレーをしていたかがわかります。

前週の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」までで今シーズントータル288ホールをプレーしてボギー数は23。
ボギー回避率は7.99%で6位でした。

「ジェネシス招待」の7ボギーと72ホールを足すとボギー回避率は8.33%と少し悪くなりましたが、ランキングは3位にアップして引き続きトップ10をキープしています。

昨シーズンの松山はこの部門で14.92%の68位でした。
ベストは2014~15年シーズンの13位(14.10%)で、これまでシーズントータルでトップ10に入ったことはありません。

つまり、今シーズンはPGAツアーでのキャリア最高の安定感でプレーしているということになります。

バーディー合戦必至のPGAツアーでも、大事なボギー回避率

PGAツアーは今シーズンも半数の大会で優勝スコアが通算20アンダー以下となっていることから、勝つためにはバーディーを量産して伸ばすことが必須条件です。

とはいえ、いくらバーディーを奪ってもボギーを叩けば帳消しになってしまいますから、やはりボギーを少なくすることはとても大事です。

PGAツアーの平均回避率は15%ほどで、1ラウンド(18ホール)で平均2.7個のボギーを叩くことになります。

この部門でシーズン1位になった選手の数字は10~12%ぐらいなので、1ラウンドあたりは1.8~2.16個となります。

この差が4日間積み重なると2~4打になるということですから、これを補うためにバーディー(あるいはイーグル)を奪うのは大変です。

歴代のボギー回避率1位はそうそうたるメンバー

近年のボギー回避率シーズン1位の顔ぶれを見ると、このスタッツの重要さがよりわかります。

昨シーズンと2022~23年は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー。その強さは説明するまでもないでしょう。

2024年はザンダー・シャウフェレで、そのシーズンのポイントランキングは4位でした。
2021~22年のイム・ソンジェ。その前年のジョン・ラームはいずれもポイントランキング2位。

このように、ボギー回避率がいいことは、ポイントランキングレースや年間王者争いで欠かせない要素だといえるのです。

28位の順位は今シーズン5戦目でのワーストということでホールアウト後は不満げな様子でしたが、スタッツは上々です。

PGAツアーは次戦から東海岸へと舞台を移し、フロリダシリーズが始まります。

ここからスタッツとともに成績も上げていって5年ぶりの優勝を狙う4月の「マスターズ」へと進んでいきたいところです。

(文/森伊知郎)