ベルーナドームでゴルフ!? 野球場が特設コースに変身した「ベルーナドームカップ」潜入レポ!
ゴルフトゥデイ編集部員・ゆきりんが行く!! ゴルフ情報|第148回
「野球場でゴルフ?」——そんな驚きのイベントが開催された。舞台はベルーナドーム。その名も「ベルーナドームカップ」だ。普段は埼玉西武ライオンズが熱戦を繰り広げるグラウンドが、期間限定でゴルフフィールドに変身。打ちっぱなしイベント4日間と、特設コースでのミニラウンドイベント2日間という内容で、多くのゴルファーと野球ファンを楽しませた。
撮影/ゴルフサプリ編集部
1年半の時間をかけた「野球×ゴルフ」の異色イベントが実現
今回のイベント開催のきっかけは、「野球のオフシーズンで使われていない球場を活用できないか」という発想から。実はプロ野球選手にもゴルフ好きは多く、野球とゴルフの相性は抜群。そんな背景から誕生したのが、この異色のゴルフイベントだ。
告知はライオンズのメルマガや公式HP、SNSなどで行われ、700人以上が参加する盛況ぶりとなった。
実は昨年12月、アメリカのドジャー・スタジアムでも「全米で最もユニークなコース」として話題となったゴルフイベントが開催されていた。とはいえ、今回のベルーナドームカップの構想は約1年半前から進められていたもの。そう考えると、日本でのこの企画の実現はかなり先進的だと言えるだろう。
実は今年で開催2回目の打ちっぱなしイベント
まず行われたのは、グラウンド内での打ちっぱなしイベント。26打席が用意され、1日6〜7回のセッションを実施。普段の練習場では味わえないなんとも言えない爽快感が参加者を魅了していた。
多くの参加者が「実際にグラウンドに降りるのは初めて」ということで、打席に立つ前からテンションは高め。参加者たちは、その特別な体験をSNSに投稿しシェアしていた。
打ちっぱなしイベントではニアピンゲームも開催。中央のバーディゾーンに入った人の中から、後日行われるミニラウンドイベントの出場権が与えられるという特典で、参加者の熱気はさらにヒートアップ。
4日間の参加者は700人近くにのぼり、注目度の高さが伺えた。
特設コースでのミニラウンドイベント!
そして翌週、2日間にわたって開催されたのが、特設コースでのミニラウンドイベント「ベルーナドームカップ」。1回20人、1日2回の計4回開催され、9ホールを2周して18ホールを回る形式。距離は46ヤードから115ヤードまで設定され、ピン周辺の2〜3メートルのサークルに入れるとバーディ、グリーンオンでパーというルール。
イベントは、参加者全員で打ちっぱなし練習からスタート。この日ゲストで登場した、田島創志プロと石川航プロによるワンポイントレッスンやデモストレーションが行われ、もう既にこの時点で贅沢な時間。練習は30分ほど設けられ、いよいよ、ミニゲーム本番がスタートした。
最難関の1番ホールでは、プロたちも真剣そのもの。石川プロはプレッシャーのかかる状況でもさすがのショットを見せ、ナイスオンでパー。
また、田島プロは、「普段やらないことをすると緊張しますね」と苦笑いしながらも、しっかりパーセーブ。プロの意地を見せた。
参加者のプレーも見応え十分。名前が呼ばれると同時にスタジアムの大型スクリーンに名前と顔が乙し出され、まるでプロの大会のような演出だ。最初のホールでは、MCを務めた、カリスマクラブフィッター・鹿又芳典氏とゴルフタレント・なみきちゃんによるインタビューを受け、全員の視線が集まるため緊張感も抜群。それでも1人目からナイスオンでパーを決めるなど、実力者ぞろいだった。
実際に打席に立ってみると「思ったより高くて怖い!」という声もあり、高所が苦手な人は少し早足で打席を後にする場面も見られた。しかし後半になるにつれ、「どんどん慣れてきて、ショットも安定してきました!」と笑顔を見せてくれた。
中でも盛り上がったのは、バーディが出た瞬間。スタジアムの演出が一気に“ホームラン仕様”へと変わり、リプレイ映像まで流れる豪華演出に会場は大盛り上がり。まさに「野球場ならでは」の体験だ。
オリジナルのスコアカードも!
このイベント限定のスコアカードはこんな感じ。特別感満載で嬉しい。
さらに、待ち時間やゲーム終了後には、プロとの写真撮影やおしゃべりもOKという豪華すぎる内容。こちらのイベントの参加費は、お一人様3万円。普段は入れないグラウンド、ベンチ、バッターボックス...どこでも写真撮影可能。他にもベースランニングを行えたり、始球式の練習をしてみたりと、なんでもOK!わずかな時間ではあるが、これは野球ファンにとって至高の時間。
って考えたら、「3万円って安すぎるのでは?」と思ってしまうほど、特別感のある体験が詰まったイベントだった。
プロも大絶賛!
石川プロもこのイベントに関して、
「野球場に来たのは小さい頃以来だと思います。オファーをいただいたときから楽しみにしていました。実際もすごく楽しいです。シミュレーションゴルフも流行っていますが、やっぱりリアルにボールを打って追えるのがゴルフの魅力。こういうイベントがまたあればぜひ参加したいです」と笑顔で語った。
また田島プロも「この歳になっても、まだワクワクできるんだなって思いました。楽しかったです」とコメント。特別なロケーションが、プロたちにとっても新鮮な体験だった様子。
ライオンズゴルファーが大集結!
参加者の多くはライオンズファンということもあり、中にはユニフォームを着てプレーする人や、グッズを身につけて挑む人の姿も。年齢層は比較的若く、女性参加者の姿も目立った。
ライオンズファンの女性は「野球もゴルフも好きなので最高のイベントでした。また来年も来たいです!」と笑顔。石川プロ、田島プロとのスリーショット撮影もあり、距離の近さに感激していた。
会社の同僚同士で参加したという若手ゴルファー2人組は「緊張しすぎてプレーの記憶がないです(笑)。でも本当に楽しかった。また参加したい!」と大満足の様子だった。
ライオンズレジェンドOBも登場
二日目の午後の部では、ライオンズOBもゲストとして登場。実は現役選手とOB選手のほとんどと言っていいほどゴルフをするとか。この日は平均スコア80台というゴルフ好きレジェンドOBのお三方・石毛宏典さん、辻 発彦さん、渡辺 久信さんが参加。
練習中には参加者からの質問に気さくに答えるなど、ファンとの交流の場にもなり、プレーそっちのけでOBのトークを動画に収めるファンの姿もあり、まさに“ライオンズ愛”にあふれた時間となった。
野球場という特別な舞台で行われた今回のイベント。ゴルフと野球という異なるスポーツが融合した、新しい体験型イベントとして大きな可能性を感じさせた6日間となった。
もし来年も開催されるなら——今度はあなたも、スタジアムのグラウンドに向かってナイスショットを放ってみてはいかがだろうか。