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日本女子ツアー今週開幕! プロを支える裏方「ツアーレップ」とは?

2026/03/03 ゴルフサプリ編集部

日本女子ツアーは5日に「ダイキンオーキッド」でいよいよ開幕する。ここで選手たちの活躍を支えているのが「ツアーレップ」と呼ばれるプロ集団だ。「クラブ選びの超知識」でおなじみのダグ・三瓶氏が広範囲に及ぶ仕事の内容。さらには一般ゴルファーが優れたクラフトマンを見つけるコツも紹介してくれた。

仕事の基本は「待ち」

ツアーレップというと、ツアーバンの中でクラブの調整をし、それをプロに届けて使ってもらう姿を思い浮かべるかもしれません。

その通りですが、これをする前提として「私たちの仕事の基本は『待ち』です」と三瓶氏は言います。

調整をするのは主に練習ラウンドの日ですが、選手が来るはっきりした時間はわかりません。
それでも到着した時に「おはようございます」と挨拶することの積み重ねで信頼関係ができていきます。
この際に「先週良かったね」とひと言加えると選手も「ちゃんと見てくれている」となり、信頼度が増します。

どうすれば選手にクラブを使ってもらえるか。
メーカーやスポンサーとの契約が満了し、次にどこにするか、と考えた時に「顔を思い浮かべてもらえれば、勝ちです」(三瓶氏)
その関係は一朝一夕にしてできるものではありません。
なので、常に準備万端で待っているのがレップの基本なのです。

使用するシャフトメーカーの“バランス”にも気を使う

契約選手に対しては、こんな気配りもしています。

「例えばシャフトメーカーが数社あるとして、選手が使うシャフトがどこかに偏ると、ユーザーに『○○のドライバーはA社のシャフトにしか合わない』という印象を与えてしまい、それは製品を売る上でマイナスになってしまいます」(三瓶氏)。

レップの仕事の最終的な目的は、そのメーカーのクラブを使ったプロが活躍することで売り上げに結びつくこと。
こんな細かいことにまで気を使うのは、まさにプロフェッショナルな仕事です。

“調整”するのはクラブだけではない

“調整”するのはクラブだけではありません。

企業がスポンサードする選手を探している時には、選手やマネジメント会社との間に入り、関係を取りもつこともあるのだそうです。

選手だけでなく企業やマネジメント会社との絶対的な信頼関係がなければ、できないことですからこれぞ、レップの仕事の知られざる一面です。

一般ゴルファーが優れたクラフトマンを見つけるには

プロフェッショナルなレップに頼れない私たち一般ゴルファーが頼れるのは工房などのクラフトマンです。
では信頼できるクラフトマンを見つけるにはどうすればいいのでしょう?

その問いに対して三瓶氏は「いいお医者さんを探すのと似ています」と例えます。

「病院に行って『風邪だからこの薬をください』と一方的には言いませんよね? 熱や鼻水といった症状を伝えた上で様々な可能性を考えて最適の対策や薬を処方してくれる。なおかつそれで状態が良くなるのが、いいお医者さんの条件ですよね」

その際に、症状を詳しく説明するのと同様に「変にカッコつけずに、現在の悩みや症状を詳しく説明してください。それに対して対応策を明確に示して、いい方向に導いてくれるのがいいクラフトマンです」

人と人なので、どうしても相性が合う、合わないが出てくるケースもありますが、これはかかりつけ医をどう選ぶのかも同じです。

あうんの呼吸、でこちらの希望を察してくれて、対処してくれるのが最高の関係です。

一般ゴルファーが参考にできることは

ツアーレップには頼れない。いいクラフトマンにも巡り合えない。
そんな方へのクラブ選びのアドバイスとして「好きなスイングをしている選手が使うシャフトを真似するのがいいと思います」と三瓶氏は言います。

シャフトは毎年のように新モデルが発表されますが、同じ特性のモデルがモデルチェンジするのは2~3年に一度。プロの使用スペックをチェックすると、ヘッドは変わってもシャフトは同じ、ということがよくあります。

「プロゴルファーは生活がかかっていますから、結果が出ているシャフトを使い続けます。『うまく打てる人=プロゴルファー』が変えないのだから『うまく打てない人=一般ゴルファー』はご自身に合っているシャフトが一度見つかったら、その系統のシャフトから変えない方がいいですね」(三瓶氏)。

さらに「もちろんニューモデルが出る度に買い替えるのは『趣味』としては否定はしませんが、いいスコアを出すことが目的だと考えると、どうなの?と…」と続けました。

1打にしのぎを削る世界にいた三瓶氏からのアドバイスは、すべてのゴルファーにとって金言になるはずです。

(文/森伊知郎)

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