ゴルフQ&A|ドライバーのスライスの原因と見直すべきポイントは?【大森プロ】
アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、ドライバーがスライスしてしまうという悩みについて、大森信彦プロにアドバイスしてもらいました。ドライバーのスライスにお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。
ドライバーのスライスの原因が分かりません。どこから見直すべきでしょうか?
相談者 男性 / 39歳 / ゴルフ歴10年 / スコア102
使用ドライバー ブリヂストン ツアーステージ PHYZ ドライバー [PZ-501W フレックス:R ロフト:10.5]
このドライバーを選んだ理由
安心感のある丸型ヘッドで、心地いい打球音がします。打った時の手ごたえもいい感じです。安定して無理なく飛距離を伸ばせるドライバーです。
このドライバーを選んだ理由は、一緒にラウンドした姉の旦那さんの薦めでした。
自分のスイングと癖に対して、このドライバーなら飛距離も方向性もよくなるんじゃないかと言われたのでそれを信じて選びました。
ドライバーのスライスの原因が分からず試行錯誤しています。
練習場・コースを問わず、アイアンでは比較的真っ直ぐ飛ぶのですが、ドライバーを持つとその途端スライスの球が増えます。
練習場では、アイアンの番手の低い方から順に打ち始めるのですが、スプーンからドライバーらへんになると、途端にスライスが出始めます。飛距離を出そうと力が勝手に入るのか、右手の押し出しが強くなるのか自分では分かりません。なるべく力は抜くようには努力しています。
コースにでると、練習場のドライバーのイメージが離れないので、スライスを打ってもなんとかなるように自然と左の方向を向きがちになってしまいます。そうすると、まともに当たって左の林につっこむなんてこともしばしばです。
ドライバーのグリップの握り方
グリップの握り方に関しては、特に意識したことがありません。一番初めに知り合いに教えてもらった通り、左手でしっかり持ち右手は添える程度に持っています。その際、右手の人差指はカギ状になるように握っています。
ドライバーのアドレスの構え方
もともとゴルフを始めた時から、自分では真っ直ぐ向いているはずのスタンスがオープンスタンスのように少し開いて構えていたらしく、それを修正するようにいつもスタンスの向きに注意して構えています。また、比較的スタンスの幅が狭い方がしっくりくるので肩幅くらいで構えています。
ドライバーのスイングの振り方
顔が離れるのが早くなる癖もあるので、アドレスをとってからクラブが右方向に水平くらいまで上がっていくのを右目で確認するイメージでスイングしています。
あとは、フォロースルーが小さくならないように注意して最後まで大きく振っています。
現在のドライバーの練習方法
もともと体格が大きい方ではないので、まわりの人たちに負けないようにと飛距離ばかり気にしてしまう傾向があるので、練習場ではハーフスイングぎみに振って打つようにしています。そうすることで、力みが少しでも抜けてくれればいいなと。
特別最近は人に教えてもらうこともないので、この練習方法は自分で考えました。きっかけはアイアンの練習からでした。番手の低いアイアンを打つ時は力を入れないでスムーズに真っ直ぐ打ち出せるので、ドライバーもそういう感覚で打てば真っ直ぐ飛ぶのではないかと思いました。
ティーチングプロへの相談
スライスがでる原因がこれだと断定できずに試行錯誤している状態です。その不安からコースに出てもドライバーを持つと不安の気持ちがつきまといます。
まずは、どこから直していけばいいのか教えてください。よろしくお願いします。
今回のお悩みには大森信彦プロが即断回答!!
大森信彦(おおもりのぶひこ)
1973年5月7日生まれ。日本大学ゴルフ部出身。2013年PGAティーチングプロライセンス取得。「手先の動きは少なく」「体の動きは大きく」という基本をベースに、方向性や飛距離アップを実現する独自のスイング理論を提唱している。現在、都内を中心に6店舗を展開するインドアゴルフレッスンスタジオ「Spoon(スプーン)」にてレッスンを行っている。
Spoon(スプーン)店舗一覧|幡ヶ谷店、仙川店、経堂店、荻窪店、代々木上原店、東中野店
大森信彦プロのアドバイス「まずはドライバーのグリップの握り方を確認しましょう」
ドライバーを上げる時にフェースが開いていくことが、ボールが右に行く(スライス)の大きな原因になります。そのため、ドライバーを上げる時からフェースが開かないように注意しながら練習すると、スライスは減ってくると思います。
また、ドライバーのグリップの握り方が、手の平で持っていないか、指の方でしっかり持てているか確認してみましょう。クラブを構えた時に、上から最低でもツーナックルが見えていることが目安となります。
グリップの下から持ってしまうと、フェースは開きやすくなってしまいます。フェースが開かなければ問題ないですが、基本的には下から持つとフェースが開きやすくなりますので、最低でも上からツーナックルが見えるように握ったままドライバーを上げられるようにしましょう。