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木村彩子と松村道央がアイアンのミスショットをワンポイントレッスン

[THEME]木村彩子→トップしないツマ先下がりの直し方|松村道央→ショートアイアンのヒッカケ防止

2020/04/27 ゴルフサプリ編集部

「あのミスショットがなければ!」そんなありがちなミス、よくある悩みをツアープロの木村彩子と松村道央ががサラッと解決してくれます!

木村彩子 きむら・あやこ
(富山常備薬グループ)

1995年11月2日生まれ。大阪府出身。15年プロ入り。
18年にヨネックスレディスほかで2位Tとなり初シード。小柄ながら歯切れのいいアイアンショットが売り。今季はシード復活を目指す。

松村道央 まつむら・みちお
(吉野電化工業)

1983年7月22日生まれ。埼玉県出身。ツアー通算5勝。
14年にはアジア共催のインドネシアPGAで勝った。勝負強さに定評があり逆転優勝が多い。ショットの正確性を武器に復活を画策中。

木村彩子のワンポイントレッスン|トップしないツマ先下がりの直し方

ミドルアイアンで右プッシュしない

出球が左になってきたらボールの位置を戻す
ミドルアイアンでは距離や打球の高さが必要な時がありますが、その意識が残ったままだとダウンスイングで体が開き、右にプッシュ気味のボールが出るようになります。こうなった時は一刻も早く体の開きを抑えなければなりません。

まずやるのは低い球を打つイメージをもつこと。体が開くとクラブが下から入りますが、低く打つイメージがあると若干上から入るようになって開きを抑えられます。

もっとも確実なのはボールの位置を右寄りにすること。これだけで体が開かなくなります。ボールがつかまって出球が多少左になってきたらボールの位置を元に戻してください。右にあった時と同じように振ればいいショットが出るはずです。

(左) 体が開いてクラブが下から入る
右に飛ぶ原因はダウンスイングで体が開きクラブがしたから入るから。フォローに向かってフェースが返りきらない。

(右) クラブが下から入ることでインパクトに向かってフェースが開く。このため出球が右に。

ボールを右に置いて体の開きを抑えます!
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右にプッシュする原因はダウンスイング時の体の開き。
ボールを右に置くだけで早く開くのを抑えられる。

(左)ヘッドを上から入れるイメージをもつ
右に置いたボールを打つことでヘッドが上から入り体が開かなくなる。出球が若干左になれば修正できている。
(右)ボールがつかまって出球が右に行かなくなったらボールの位置を元に戻す。

ボールを当てにいかずにスイングすればインパクトで体が開かない。

松村道央のワンポイントレッスン|ショートアイアンのヒッカケ防止

左に外さないショートアイアン

手でクラブを下ろさない!『下半身からダウンスイング』
チャンスで気持ちがピンに向くほど出やすい。ショートアイアンのヒッカケは下半身を意識して振れば止まる!

腰の回転でクラブを下ろす
腰を目標に向けるつもりで左腰を回してダウンスイング。左にスエーしやすくなるので体重移動は考えなくていい。

トップまで行ったら手はそのまま。その場でクルッと回るイメージで下半身からダウンスイングする。

下半身が先に動けばクラブは戻ってくる

ショートアイアンでヒッカケるのは、ダウンスイングで上体から打ちに行って下半身の動きを止めるから。こうなるとヘッドが上から入るだけでなく、フェースが返りやすいクラブの特性も手伝って左に飛ぶ。目標が近くてライがいいなど、気持ちがピンに向く状況ほどリスクが高くなります。

 対策は左腰を回すこと。トップまで行ったら手は動かさず、先に腰を目標に向けるイメージで、その場で左腰を後ろに引きましょう。速く回す必要はありません。下半身が先に動けばクラブはちゃんと戻ってきますからご心配なく。その際、体重移動を入れると左にスエーしやすいので体重移動は考えなくてOK。体が左に流れるようなら、やや左足体重でアドレスし、そのままスイングするといいでしょう。

上半身から動くのがヒッカケる原因

手で下ろすと上半身から動いてヘッドが上から入る。フェースターンしやすいショートアイアンはフェースが閉じてヒッカケに。

やや左足体重で打ってもOK

(左)振り急ぎは厳禁。腰をゆっくり回すイメージで動けばヘッドがタイミングよく戻ってくる。

(右)腰が回りづらければ終始7:3くらいの左足体重で打ってもいい。

GOLF TODAY本誌 No.574 134〜137ページより

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