【フジクラシャフト】スピーダーエボリューション7|シャフトの加速性とヘッドの挙動安定性を両立
藤倉コンポジット スピーダーエボリューション7|先が暴れずタイミングがとりやすい!
7代目となるスピーダーエボリューションVII。先中調子のモデルだが、先端部をややしっかりさせて、慣性モーメントの大きなヘッドでのショットにも対応できる性能を搭載。飛距離を出しつつも、安定したヘッドの動きを実現できるとして注目されている。
GOLF TODAY本誌 No.581 92〜93ページより
切り返しのタメで間が取りやすく、全体にしなるエボ3系
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ツアー2勝目を日本女子プロゴルフ選手権で飾った永峰咲希もEVO Ⅶを使用中。
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昨年プロテストに合格したばかりの18歳、西郷真央はEVO Ⅶを入れたドライバーで平均250ヤード以上飛ばす。
スピーダーエボリューション(以下エボ)シリーズは、偶数モデルが中調子、奇数は先中調子に設計されるのが通例。最新作のエボ7は奇数だから先中調子モデルとなっている。
先調子の前々作エボ5は手元のしっかり感が強く、手元と先の剛性差が「振りにくさにつながる」という声もあったことから、今回はエボ3の要素を踏襲。手元側と先端側の剛性差を少なくし、切り返しのタメで間が取りやすく、全体にしなる印象を持たせている。
先端部にはエボ6でも採用した超弾性「70トンカーボンクロス」を使用し、しなりはあるが、剛性感が高く、最近の高慣性モーメントヘッドの特性を生かし、ミスヒットでもブレにくくしているのも特徴。
シャフト全体の加速感でボールを押しだすようなヘッドの動きとターンをうながし、暴れ感は抑えながら、ボールがつかまって、大きな飛距離が得られる。先調子系が苦手な人にも使え、加速性とヘッドの挙動安定性の両立させている。
カリスマクラブフィッター&ゴルフバカイラストレーターの試打インプレッション
鹿又芳典(左)
年間試打本数は2000本以上。様々なゴルフメディアで活躍する敏腕・ゴルフコーディネーター。クラフトマンとして、アマチュアだけでなくツアープロのクラブも手がけている。
野村タケオ(右)
ゴルフバカイラストレーターの愛称で呼ばれるシングルハンデのイラストレーター。ゴルフ大好きで様々なトピックに頭を突っ込んで、試打もできて記事も書ける人気もの。
鹿又 エボ3の後継的性能を持ったシャフトで、7も奇数なので走り系です。走り系だけど、先端というより、センター剛性あげてる感じの走り系なので、ダブルキック系に感じる人も多そうです。先が動くのが苦手な人も、切り返しで手元も若干しなってくれるので、タイミングとりやすいと思います。
野村 ボクがまさにそれです! ダブルキックっぽく感じましたし、先が動いて手元が硬いと嫌なんですけど、それが全然ない!切り返しのタイミングとりやすくて、走ってくれる感じがあります。
鹿又 ハーフウェイからインパクト後のスピード感もありますよね。慣性モーメントの大きいヘッドにも対応している印象を持ちました。先が動くのに、ちゃんとコントロールできて、スピード感があって、ボールスピードも上がります。上手く作ったなという印象です。
野村 適度につかまって、振りやすいシャフトですね。
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