フォーティーン「RM4」ウェッジを野村タケオが試打レビュー(動画あり)
ガッツリ1ラウンド使って試打しちゃいました! 試打動画もあるよ
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
グリーン周りの小技でスコアを作るタイプの僕としては、ウェッジとパターはとても大事なクラブです。特にウェッジは構えたときにイメージが出ないと使えないし、出球のスピードや打感ってのもとても重要です。そして僕はバウンスが大きめで、多少のダフリでもバウンスが滑ってくれる優しいウェッジが好きです。
この前フォーティーンさんから発売されたRM4というウェッジをゴルフサプリの企画で打たせてもらったのですが、かなり好感触だったので、もう一度お借りしてコースに持ち込み、ガッツリと1ラウンド使ってみました!その使い心地をレポートしたいと思います!
撮影/野村タケオ
フォーティーンといえば、やっぱ僕的にはウェッジのイメージが強いです!
僕もずいぶん昔ですがMT-28という名器を使っていたことがありました。ここ数年も評判のいいウェッジを数多く作られていましたが、残念ながら僕は縁がなくて使ってなかったんです。
しかーしこのRM4はバックフェースの格好良さに一目惚れ!ちょうど企画で試打したってこともあって、めちゃ気になる存在に。
そこで52度と58度をお借りしてコースでガッツリと試打することに!もうこれって買っちゃうパターンだな~と思いながら試打してきました(笑)
フォーティーンRM4ウェッジの特徴
RM4ウェッジはツアープロが使って結果を残していることからも分かるように、上級者が満足できる操作性の高いウェッジです。
いろんなライからの打ちやすさ、球筋やスピンの打ち分け、構えた時の顔や打感など、全てにおいて高次元でプレーヤーが納得できる性能を実現しています。
じゃあ僕たちのようなアマチュアは使えないのか?これが不思議なことにそんなことはなく、僕たちアマチュアでも十分に使えるように出来ているんです。このあたりはさすがにフォーティーンさんって感じでしょうか。
ロフトは46度から60度まで2度刻みで用意されています。最近のアイアンはロフトが立っているモデルも多く、ウェッジを3本入れるゴルファーも多くなっていますから、いろんな組み合わせができるという面では本当にありがたい。
バックフェース面の最薄肉部に精密CNCミーリングを施してフェース厚を最適化、トップブレード部分を厚くするという逆テーパーブレードとも相まって、安定したウェッジショットを可能にしています。
■フォーティーンRM4ウェッジの特徴
上級者が満足できる優れた操作性、顔の良さ、打感を備えながらもアベレージゴルファーも使える“やさしさ”を併せ持っている。
フォーティーンRM4ウェッジのスペック
メーカー | フォーティーン(FOURTEEN) |
---|---|
クラブ名 | RM-4 ウェッジ |
長さ | 46〜48度:35.5インチ 50〜54度:35.25インチ 56〜60度:35インチ |
重量/バランス | ●N.S.PRO TS-114w 46〜48度:459g/D2 50〜54度:465g/D2.5 56〜60度:470g/D3 |
ロフト角/ライ角/バウンス角 | 46度〜48度/63度/7度 50〜52度/63.5度/8度 54度/63.5度/11度 56度/64度/11度 56度/64度/10度 58度/64度/14度 58度/64度/12度 60度/64度/14度 60度/64度/11度 |
ヘッド素材 | 軟鉄(S25C)鍛造 |
シャフト | N.S.PRO TS-114wスチールシャフト(WEDGE/125g) N.S.PRO TS-101wスチールシャフト(WEDGE/111g) N.S.PRO TS-101wスチールシャフト/ブラックエディション(WEDGE111g) |
価格 | ●N.S.PRO TS-114w(125g) 24,000円+税 ●N.S.PRO TS-101w(111g) 24,000円+税 ●N.S.PRO TS-101w(111g)/ブラックエディション 26,000円+税 価格詳細 > フォーティーン(FOURTEEN)公式サイト |
フォーティーンRM4ウェッジは番手ごとに肉厚部分を変化させている?
RM4ウェッジからステップブレード設計という新しい技術が採用されています。
これはバックフェースの左右方向に段差をつけ、番手ごと、用途別に肉厚部分を変化させることでスピンコントロール、ヘッドの操作性、打感などを最適化させる技術。46度から54度まではトゥ側を厚くすることでミスヒットに強くなり、フルショットでの安定性がアップしています。
56度から60度はヒール側を厚くして操作性を高め、打感も向上させています。ロフトによる役割を考えて設計されているということですね。
フォーティーンRM4ウェッジのソールタイプは2種類!
ロフト56度、58度、60度は、S(Standard)ソールとH(Hill)ソールという2種類のソール形状が用意されています。
まずはS(Standard)ソール。これは全体にボリュームがあり、ソール面は広くてラウンドしています。芝の上で滑りやすく、しっかりとボールを拾ってくれます。バンカーやラフからでも使いやすく、フェースを開いたりしてテクニックも使えますが、フェースを開かずにオートマチックに使いたい人にも使いやすく出来ています。
もう一つのソールがH(Hill)ソール。こちらはトウとヒールの後方部分を削ってあり、フェースを開いて使った時もバンスの効き具合が一定になるように作られています。フェースを開いたりしていろいろなテクニックを使いやすいソール形状ですね。
フォーティーンRM4ウェッジをさっそくコースで使ってみた!
やっぱりクラブってのはコースで打たないとその性能ってのは分からないわけで、特にウェッジなんてのは人工芝で打っただけでは全くソールの滑り方やバンスの効き方ってのが分からない。なので、ガッツリとラウンド中に試してきました。
まずSソール。これは本当にソールの滑りが良くて、多少手前から入ってもチャックリにはならない。スクエアに構えて、上げて下ろすだけって感じで打ってもしっかりとフェースにボールが乗りスピンもかかってくれます。特に難しく打つことはなく、本当に優しいソールだと思いました。
58度を使ったのですが、バンスが14度あるのでバンカーでもフェースを開かなくてもしっかりとバンスが効いて砂が爆発してくれます。ソールのヒール側は少しラウンドしているので、フェースを開いてもバンスが邪魔することなく使いやすいです。いろんなシチュエーションで優しく使えるソール形状だと思いました。
打感はしっかり目で、スピン性能はけっこう高いと思います。
次にHソール。こちらもスクエアに構えて打っても普通に打てますが、Sソールとは地面への当たり方が違いますね。こちらのほうがしっかりと地面に当たる感じがします。打ち出し角がSソールよりも低く、スピン性能も少しだけこちらのほうが高いように思いました。
フェースを開いてみてもバンスの当たり方が良く、ポッコン球にならずに低くてスピンの入った球が打てました。上級者ならシチュエーションごとにいろんな球筋を打ち分けられそうです。
でも、けっして難しい感じではなく、基本的にはスクエアに使って、上げたり止めたりもしたいって人にもいいんじゃないでしょうか。
シャフトは純正のN.S.PRO TS114wを使いましたが、これは120g台の重量で、ウェッジには重めのシャフトを入れたい僕にはピッタリでした。ウェッジ専用設計なので、使いやすかったです。
軽量シャフトのアイアンを使っている人には、同じく純正のTS110wという110g台のシャフトもあるので、そちらをオススメします。
野村がフォーティーンRM4ウェッジを使うなら、Sソール/Hソールどっち?
1ラウンドでSソールとHソールを打ってっみましたが、僕の好みはSソールかな。やはり難しい打ち方をしなくてもラフやバンカーからも打てるという優しさが気に入りました。バンスが滑ってくれるので、多少のダフリでも大きなミスにならないところが良いですね。
Hソールもけっして難しいウェッジではないのですが、僕はあまりフェースを開いたりしないので、必要ないかなという感じです。
このRM4ウェッジ、優しくて機能性も高いのですが、僕がなによりも気に入ったのはバックフェースの格好良さ。ロゴの入り方やミーリングが本当に格好良い。
クラブってやっぱり格好良いほうがいいじゃないですか。お気に入りの格好良いクラブがキャディバッグに刺さってるのを見るだけでテンション上がるしね。ぜひあなたも格好良くて使いやすいRM4ウェッジを一度使ってみてください。
RM4と同じくフォーティーンのIF-700 FORGEDアイアンの試打動画をアップしておりますので、ぜひ観てください。
<取材・文>ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ