1. TOP メニュー
  2. HOTニュース
  3. ピンゴルフがニューモデル「ピン2021パター」を発表|渋野日向子の推しはANSER 2

ピンゴルフがニューモデル「ピン2021パター」を発表|渋野日向子の推しはANSER 2

オンライン発表会には鈴木愛、渋野日向子、永野竜太郎も登壇。

2021/02/22 ゴルフサプリ編集部

2021年2月22日(月)、ピンゴルフがYouTubeでのライブ配信による新製品発表会を開催。ニューモデル「ピン2021パター」全11モデルを4月9日から発売することを伝えた。

ツアープロの感性が生き、ピンらしい寛容性を備えた究極のパターが誕生

左から渋野日向子、鈴木愛、永野竜太郎。

この日発表された「ピン2021パター」の開発コンセプトは『ツアープロの感性と寛容性』。このコンセプトを追求することで、究極のパターを生み出したという。

『ツアープロの感性』とは(1)打感=フィーリング(2)打球音=距離感(3)初速=転がりの3つを指しており、これら3つの要素がツアープロが求める領域に高められている。

そして、ツアープロの感性を生かし、満足させるための工夫がヘッド構造とフェースに詰め込まれている。まず、フェースにはソフトな打感としっかりした打音、そして転がりの良さを実現する新フェースを搭載。

フェース素材は二層構造になっており、ボールが当たる前面部には心地よい打感を生む「ソフトPEBAX」を搭載。そして、二層目にはソリッドな打音を生む硬質素材の「ハードPEBAX」を搭載している。この新搭載フェースによって理想的な打感、打音、転がりを実現した。

写真はANSER 2の分解ヘッドパーツ。

次に『寛容性』だが、この言葉が何を指すかはピンゴルフファンならば、すぐにピンと来るだろう。そう、パターの寛容性といえば創始者であるカーステン・ソルハイムが一貫して唱え続けた“重量周辺配分”による高MOI(慣性モーメント)のことだ。

芯を外してもフェースがブレない。これを実現するために「ピン2021パター」においては、ヘッドタイプによって複合素材が採用されている。全11モデルがラインナップされた「ピン2021パター」は、組み合わせられた素材によってタイプ1・2・3というふうに3つのタイプに分類される。

タイプ1はステンレススチールとタングステンの複合構造。タイプ1にはコンパクトな形状の7つのヘッドがラインナップされており、ANSER(アンサー)やANSER2(アンサー2)といったコンパクトなサイズのヘッドとなっている。コンパクトだが、トゥ・ヒールにタングステンを搭載することで高MOIが確保されている。
タイプ1:ANSER(アンサー)/ANSER(アンサー) 2/ANSER 4/KUSHIN(クシン) 4/DS 72/TYNE(タイン) 4/TYNE(タイン) C
※税込価格/3万7400円(長さ調整機能無し)、4万700円(長さ調整機能付き)

タイプ2はアルミニウムとステンレススチールの複合構造。ソールに高比重ソールウェイトが搭載された深低重心設計となっている。タイプ2には3つのヘッドタイプがラインナップされている。
タイプ2:OSLO(オスロ) H/CA 70/FETCH(フェッチ)
※税込価格/3万7400円(長さ調整機能無し)、4万700円(長さ調整機能付き)

タイプ3はアルミニウムとタングステンの複合構造で唯一の削り出しボデイが採用されている。そのボディの四方にはタングステンが搭載されており、シリーズ最大の高MOIを実現している。タイプ3は、HARWOOD(ハーウッド)の1モデルだけとなっている。
※税込価格/5万2800円(長さ調整機能無し)、5万6100円(長さ調整機能付き)

写真は上下左右のMOIがシリーズ最大の10,000g/㎠を超えたブレないヘッド構造のHARWOOD(ハーウッド)。

鈴木愛の推しはANSER 2とOSLO H。渋野日向子は思い入れのある形、ANSER 2推し。

登壇者の鈴木愛、渋野日向子、永野竜太郎の3人は、それぞれの“推しモデル”を聞かれると、以下のように答えた。

ANSER 2とOSLO Hの2モデルを推しに選んだ鈴木愛は「まず、ANSER 2は顔がシャープで構えやすいです。見た目にすごくこだわっているので構えた時の安心感だったり、入りそうなイメージが一番出ます。もう1本はOSLO Hです。昨年まで使っていたエコ(ピン GLe2)に形が似ていて安心感があるのと。構えた時の安定感があるヘッドなので、パットの調子が悪くなったときにも、こういう大きいヘッドがあると自信を持って戦えるので、この2本にしました」と回答。

写真は鈴木愛の推しモデルのひとつOSLO H。
左からANSER、ANSER 2、ANSER 4。

そして、推しモデルにANSER 2を選んだ渋野日向子は「私はANSER 2を選びました。一昨年の全英で、同じ形をしたシグマ2のANSER 2で優勝したので、思い入れのあるヘッドです。それから、自分のしたいストロークをかなりしやすいので、これを選びました」と答えた。

左が永野が推しに選んだTYNE 4、右がセンターシャフトのTYNE C。

そして、2つのヘッドを手にした永野竜太郎は「(選んだのは)ふたつともTYNE(TYNE 4、TYNE C)なんですけど、構えやすさ・引きやすさ・安心感があるので両タイプを選んだんですが、自分の中ではTYNE 4はヘッドが小さくて安心感と操作性があるのでこちら(TYNE4)を推したいと思います」と最終的にTYNE 4を推しモデルとした。

G425シリーズの売れ行きが好調なピンゴルフだが、ニューモデルのパターに好感触を得ている契約選手たちの様子からすると、この全11モデルをラインナップした「ピン2021パター」でも一斉を風靡しそうだ。発売は2021年4月9日。