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比嘉真美子は「クラブもタイヤも、第一印象とフィーリングで選びます」

TOYO TIRES×比嘉真美子×PINGスペシャル対談企画|クラブ選び、タイヤ選び、【PR】

2021/03/25 ゴルフサプリ編集部

ツアープロにとって欠かせない“仕事道具”といえば、ゴルフクラブ。その大事な仕事道具を選ぶうえで、ツアープロたちはそれぞれに基準やこだわりを持っている。そして、それはタイヤ選びでも同じことが言える。車種によって適したタイヤは違い、どんな走りを求めるかでも選ぶべきタイヤは変わる。そこで、ツアープロにとってのクラブ選び、ドライバーや車にとってのタイヤ選びについて、ツアー通算5勝の実力者、比嘉真美子プロとTOYO TIRE(以下、トーヨータイヤ)のREタイヤ開発部・坂本氏、そしてPINGのツアーレップ・浦山氏に語り合ってもらった。

使いたいと思うゴルフクラブは、最初の一打でわかる

写真左からトーヨータイヤ・坂本氏、比嘉真美子プロ、PING・浦山氏。

今回、対談の場に集まってもらったのは、取材現場となったカヌチャゴルフコースのある沖縄県出身のツアープロ、比嘉真美子プロと、比嘉プロがクラブ使用契約を結ぶゴルフクラブメーカー、PINGのツアーレップとして活躍する浦山康雄氏。そして、比嘉プロが所属するタイヤメーカー、トーヨータイヤで商品開発に携わっている坂本早智雄氏の3人。話は、比嘉プロがクラブを選ぶ際に重視していることは何か、というところから始まった。

トーヨータイヤ 坂本氏(以下、坂本) 比嘉プロ、そして浦山さん、今日はよろしくお願いします。

PING 浦山氏(以下、浦山) こちらこそ、よろしくお願いします。

比嘉真美子プロ(以下、比嘉) よろしくお願いします。

坂本 さっそくですが、比嘉プロにとってゴルフクラブといえば、大事な仕事道具ですよね。ですから、選ぶ際には色々なことを考えると思うんですが、どんな点を重視して選んでいるのですか?

比嘉 私の場合、フィーリングですね。そのクラブでボールを打った最初の1球目のフィーリングで、だいたい決まります。クラブ選びでは、第一印象を大事にしていますね。

坂本 1球目ですか!?

比嘉 そうなんです。だいたい1球目で、多くても3球目には、自分に合うかどうかを判断してしまいます。1球打ったときの第一印象がよかったら、どんなシャフトを組み合わせたらいいかなど、浦山さんをはじめとしたPINGの方々と相談しながら詰めていきます。

比嘉プロが実際に使用する2021年の開幕戦に合わせたクラブセッティング。今年から、パターはタッチが出しやすく、直進性の強い転がりが特徴の「TYNE C」に変えている。

坂本 浦山さんの仕事であるツアーレップの役割というのは、どういったものなんですか。

浦山 私の仕事は、プロが求める道具を見極め、調整を含めてサポートすることですね。実際にツアーに同行し、プロが試合中や練習中にどんな球を打っているか、何を求めているかを観察し最適なサポートをすることが私の役割です。

比嘉 特に浦山さんは、ドライバーからパターまで、私にとって最高の組み合わせを考えてくれて、私が要求することを150%くらいで返してくれるので、いつも迷うことなく試合に臨むことができています。

坂本 すごい信頼関係ですね。浦山さんは、プロが使う道具に対して、どんなことを考えてサポートしているんですか。

浦山 比嘉プロが言うように、新しいクラブを試してもらうときは第一印象がとても重要です。ですから、プロに最適なクラブを見極めるためにも、そのプロにとって何が必要で、大切なのかを、日々のスイングやプレーから読み取るようにしています。

比嘉 新しいクラブだけでなく、私たちプロが使うクラブは試合をするコースや季節によっても調整が必要なので、試合ごとにサポートをしてもらってもいるんです。

坂本 車のレースと似ていますね。路面や天候によって、適したタイヤやセッティングを変えるのと同じですね。

浦山 そうですね。プロトーナメントの現場では、その時のプロの調子によって何を提案するべきか、またどのタイミングで話を持っていくかなど、プロの様子を見ながら判断しています。

対談では飛沫防止プレートを用意し、換気を十分にして行われた。

ゴルフの上達も、タイヤの開発もトライ&エラーの繰り返しで前に進んでいけるようになる

浦山 坂本さんもゴルフされるんですよね。

坂本 そうなんですが、なかなか上達できず、100切りの壁にぶつかっているところです。

比嘉 どなたか、レッスンプロに習ったりはしているんですか?

坂本 いえ、習ったほうがいいとアドバイスを受けてはいるんですが。比嘉プロがゴルフを始めたときは、どうだったんですか?

比嘉 私は習っていましたね。私の先生は、1〜10まで手取り足取り教えるような方ではなく『自分で打って、失敗して、どうすればいいかを考えさせる』という方で、遠回りしてでも自分で考えろ、というふうに教わりました。

坂本 自分で考えることは大事ですよね。私も上達するうえで何が必要か、もっと考えてみます。

浦山 ゴルフクラブの開発やプロに対するサポートもそうですけど、何事もトライ&エラーの繰り返しですよね。

比嘉 坂本さんはタイヤの開発を担当されているから、それこそトライ&エラーの繰り返しなのでしょうか?

坂本 どこまでいっても最高の答えなんてないように思えて“飽くなき探求”になっていますね。お客様がタイヤに求めていることと、私たちが作りたいと思うタイヤが、常に合致するわけでもありません。それにしても、ゴルフもタイヤも、話していると重なるところが多々ありそうですね。

ゴルファーにとってのタイヤ選びのポイント「やっぱり静かなタイヤが好みです」

浦山 せっかくタイヤ開発のプロである坂本さんがきているのだから、タイヤの話もしましょうよ。

比嘉 そうしましょう、そうしましょう。

坂本 ありがとうございます。その前に、比嘉プロは普段、車は運転されるんですよね。

比嘉 ええ、免許が取れる年齢になってすぐに免許を取得して、それからずっと運転しています。何か行動するときは、いつも自分で運転していますよ。

浦山 プロゴルファーは、試合会場への移動があるので車を運転する機会は本当に多いですよね。

比嘉 そんな浦山さんも、試合会場がメインの仕事場なので運転ばかりしていますよね。

浦山 ご存知の通り、東京〜大阪くらいの距離なら車で移動しちゃいます。

坂本 お二人とも、車に接する時間が長いんですね。ゴルフを仕事にしている人たちは、みなさんそうなんでしょうね。比嘉プロは、今どんな車に乗っているんですか?

比嘉 私は、SUVに乗っています。目線が高いほうが運転していて楽なので、断然SUV派ですね。

坂本 それはちょうどよかった。実は、そんな比嘉プロにおすすめのタイヤがあるんですが、その前に比嘉プロはタイヤ選びにも何かこだわりはありますか?

比嘉 タイヤの性能について、とても詳しいというわけではないのですが、やはり安全性は重視したいですね。あとは……やっぱり静かに走れるタイヤがいいですね。

浦山 プロゴルファーに限らず、ゴルファーにとって車やタイヤ選びは大事ですよね。

比嘉 試合の行き帰りは、私にとってすごく大事な時間なんです。一人になれる時間でもあるので、車の中で試合前のメンタルを車の中で整えたり、好きな音楽を聞いてリラックスしたり、自分だけの特別な空間というふうに考えています。

坂本 だからこそ、安心して、静かに走れるタイヤを求めているということなんですね。今、使用しているタイヤは当社のものですよね。

比嘉 はい、もちろんです! 特別な空間を与えてもらっています(笑)

坂本 実は比嘉プロにピッタリなおススメのタイヤを開発したんです。ご紹介してもいいですか?

比嘉浦山 どうぞどうぞ(笑)

坂本 それでは、遠慮なく。

上質な静粛性を追求したSUV専用タイヤ「PROXES CL1 SUV」

坂本 「PROXES CL1 SUV」というタイヤなのですが、このタイヤは比嘉さんが求める静かさ、静粛性を追求したタイヤです。タイヤの表面を見ると、サイズの違うブロックが並んでいるのがわかると思います。このブロックの大きさを変化させ、かつ非対称(IN側-OUT側)で違うピッチ配列を取り入れることで、周波数を分散させることによって音を静かにしているんです。

比嘉 ブロックの大きさで周波数が変わるんですか。すごく難しそうですね。

浦山 私たちの職業は、高速道路を走ることが多いんですが、ロングドライブで静かに走れるのは魅力ですね。

坂本 もちろん、高速走行時の安定性もこだわって設計していますし、燃費に関わる転がり抵抗の低減や長持ちすることも考えて設計しています。

浦山 そうした性能や開発コンセプトは、どうやって決まるんですか?

坂本 やはり、そこはお客様のニーズがメインとなります。車種やドライバーの嗜好によって、どんな性能が求められるのかを常に考え、マーケティングしています。

比嘉 ゴルフクラブの開発と一緒ですね。

浦山 そうですよね。私たちPINGも、開発においては一貫した理念があります。ゴルファーのニーズに応える「寛容性=やさしさ」の追求、それに一人一人にとって最高のクラブを提供するためにフィッティングによる販売にも力を入れてきました。

坂本 私たちトーヨータイヤと、PINGの考え方はとても似ていると思います。私たちも常にお客様目線、そのうえで自分たちが作るべきものをブレずに追求しています。

浦山 この「PROXES CL1 SUV」には、まだまだ語られるべき追求されたこだわりがあるんでしょうね。

比嘉 坂本さん、話し出したら、止まらないんでしょうね(笑)

坂本 もちろん、24時間くらいは話せますよ。

「PROXES CL1 SUV」の静かでスムーズな走りに“第一印象で決めました”

というわけで、この日用意されたSUV車(トヨタ・ハリアー)に装着された、坂本氏自慢のSUV専用タイヤ「PROXES CL1 SUV」の走り心地を比嘉プロが実際に運転をして体感、その感想を聞かせてもらった。
■製品情報はこちら

比嘉 とても静かで、心地いい走り心地でした。第一印象、とってもいいです。

浦山 比嘉プロのフィーリングにぴったりな感じですね。

坂本 第一印象、よかったですか! それは何よりです。SUV車は車重が重いので、タイヤの骨格もしっかり造り込みながら、路面との接地はタイヤ全体で受け止める、といったことが走り心地の良さに繋がっていると思います。

比嘉 走りは静かでスムーズなうえ、路面をしっかりとつかんでいる安定感みたいなものが感じられました。

比嘉 普段の運転はもちろんですが、私も含めゴルフ場の行き帰りにもピッタリなタイヤですね。

坂本 そう言っていただけるとうれしいですね。まだまだ魅力は語り足りないですが時間も迫っているみたいなので…。今日は、楽しいお話をありがとうございました。

比嘉 こちらこそ、楽しかったです。ありがとうございます! これからもよろしくお願いします。

浦山 ありがとうございました。

PROFILE
比嘉真美子(写真中央)/1993年10月11日生まれ、沖縄県出身。ジュニアの頃から圧倒的な飛距離を武器に実績を積み上げていき、2010・11年にはJGAナショナルチームのエースとして活躍。2012年、プロテストに合格。同年、下部ツアー「ごうぎんDuoカードレディス」で優勝。その翌年のルーキーイヤーには、「ヤマハレディス」で早くもツアー初優勝。19年の「ダイキンオーキッドレディス」でも優勝し、ツアー通算5勝。TOYO TIRE所属。

浦山康雄(写真左)/ピンゴルフジャパン株式会社 ツアーディビジョン・マネージャー。日々、選手たちのプレーやスイングを見て、何が必要かを考え、フィッティングやサポートを行なっている。1年の半分以上をゴルフ場に車で通勤し、ほぼ毎日、車を走らせている。

坂本早智雄(写真右)/TOYO TIRE株式会社 REタイヤ開発部・商品開発グループ長。入社以来、開発一筋。現在はアジア向けの商品開発に携わっている。今回の取材ではウェッジのフェースに刻まれた溝に興味津々、常に新しいことに触れ、開発に生かそうとしている。


◼︎協力/カヌチャゴルフコース・広東名菜 龍宮
今回、対談場所として協力してくれたのは、カヌチャリゾート沖縄内にある人気のゴルフコース、カヌチャゴルフコースのクラブハウス内にある広東名菜 龍宮(りゅうきゅう)。地元食材をふんだんに使い、味だけでなく彩りの美しさにもこだわった本格中華料理が自慢の広東名菜 龍宮(りゅうきゅう)。全192席の店内はオリエンタルな装飾で飾られ、天気の良いにはテラス席で沖縄の美しい海を眺めながらのランチも楽しめる。

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◼︎カヌチャゴルフコース公式ページはコチラ

記事内写真撮影/相田克己